GX680
フジフイルムが1989年に発表した6×8版の一眼レフです。
大きく分けて以下の5機種(3機種)が有ります。
・GX680 (初期型はボディー側面ラベルが茶色。後期はグレーに変更。ピントノブロックが同軸型)
・GX680U (ボディー側面にグレーのラベル。ピントノブロックはレバー型)
・GX680S (アオリ無し。レール前面に680Sの表示)
・GX680V (全体に丸味を帯びたデザインに変更。ボディー側面は黒色シボ付き合成皮革。ストラップアイレット付き。)
・GX680VS (アオリなし。他4機種よりも光軸が低くなっています。)
フロントスタンダード部のアオリ機構はライズ15/13mm/ティルト±12°/スイング±12°となっており。その上部にホットシューが付いています。本体とは”く”の字状のFPCでつながり、レンズへの信号/給電を行っています。
型番の末尾にSが付いたタイプはアオリが省略されています。GX680Sはフロントスタンダードを交換するとGX680Uになりますが、GX680VSは三脚プレートからのレンズ光軸位置がV型よりも低いので、交換してもライズした状態になります。
フイルムバックはレボルビング可能になっており、V型はデジタルバックが装着可能でした。
ファインダーは標準の折り畳み式WL、高倍率ルーペ付き(ルーペはスクリーンに平行な面内移動が可能)、チムニータイプAEファインダー、ケプラータイプ傾斜型ファインダー、アイレベルタイプAEファインダーと多彩です。
シャッターはセイコー電子制御#1のビトゥインタイプのレンズシャッターとなっており、ボディー側からの制御で8S〜1/400のレンジを持っています。 絞りは5枚の自動絞りで、プレビュー機能も持っています。ミラーは自動復元式。ミラーアップも可能です。レボルビング可能なので8×8の視野を持っています。U型以降はスクリーンにタテヨコのガイドが出て撮影範囲を表示します。
V型と同時に発表されたフイルムバックはマルチフォーマット対応とされ、6×4.5〜6×8までマスクを交換する事で変更可能です。70mm長尺バックも用意されていました。(70mmバックはUS型までの本体バッテリーを1個使用します。)
USまでは専用7.2Vニッカド電池パックとAC電源(別ユニット)。V型からは9Vのリチウム電池とAC電源(別ユニット)。忘れてはいけないモノにフイルムバックにも3VリチウムCR2を2本使います。(最終型フイルムバック)
レンズは定評の有るEBC FUJINONレンズで50〜500mmのレンジが用意されていました。
レンズ名 焦点距離 開放FNo 群/枚 最短撮影距離 最大撮影倍率 フィルター径
・GX M 50mm 1:5.6 9/12 0.31m x1.21 φ112
・GX M 65mm 1:5.6 9/10 0.35m x0.90 φ95
・GX M 80mm 1:5.6 5/6 0.39m x0.77 φ95
・GX M 100mm 1:4.0 8/8 0.47m x0.59 φ82
・GX MD 115mm 1:3.2 6/8 0.50m x0.55 φ95
・GX M 125mm 1:5.6 5/6 0.57m x0.47 φ82
・GX MD 125mm 1:3.2 6/8 0.55m x0.51 φ95
・GX M 135mm 1:5.6 6/6 0.64m x0.43 φ82
・GX M 150mm 1:4.5 4/6 0.72m x0.42 φ82
・GX M 180mm 1:5.6 6/6 1.18m x0.23 φ82
・GX MD 180mm 1:3.2 5/7 0.97m x0.30 φ95
・GX M 210mm 1:5.6 5/5 1.43m x0.22 φ82
・GX M 250mm 1:5.6 4/5 2.56m x0.12 φ82
・GX M 300mm 1:6.3 5/5 3.45m x0.11 φ82
・GX M 500mm 1:8.0 6/6 5.30m x0.11 φ82
・GX M SF 190mm 1:8.0 3/3 1.52m x0.17 φ82 (グリッドタイプ ソフトフォーカスレンズ)
・GX M 100-200mm 1:5.6 11/14 0.5-1.12m x0.58-0.29 φ105 (バリフォーカルレンズ)
50mmレンズはアオリに制限が有ります。500mmはレンズサポートを使用します。ちょっとファインダー上部がケラレます。
100-200mmには専用のコンペンディウムが用意されていました。
(コンペンディウムは全部で3種類も有りました。変わったアクセサリーには、Adjustable Lens Hood 100-300 というアイリスの付いた100mmから300mm用のフードが有りました。)
多様される焦点域には明るいデラックスタイプのレンズが用意されていました。
*各データは標準レールの場合です。レールの延長(+40mm、+80mm) では勿論もっと拡大できます。ただし蛇腹の交換が必要になる場合が有ります。
変わったアクセサリーにはリンホフボードのレンズを装着するアダプターが用意されていました。おおよそ180〜300mm用です。
大型の一眼レフです。左画像 アングルファインダーU付 GX680S。右画像はRB67とGX680Sです。RB67が小さく見えるほどの大きさですが、操作か所が一部に集約されているので意外に取り回しは楽です。(感覚には個人差が有ります。)
GX680 を今入手して使おうとすると、おそらく一番気になるかなと思うのは(というより私が気になっているのは)電源です。ニッカドは多かれ少なかれ劣化していると思われます。別売りの単3ホルダーがあったようですが、見かけません。レア物で入手困難とか・・?III型は CR123A 3本とのことなので、もし持ち歩くことがあるとすれば III型が無難でしょうか?初代,II型でも良い工夫があればよいのですが。 あの大きさ重さで持ち歩くことがあるかどうかというと分かりませんが,スタジオもありませんから気になるところです。
おそれいります。早速投稿した機種が少しマイナーなGX680でした。
現時点で購入するとすればやはりV型だと思います。
バッテリーも入手しやすいですし、ファインダーのロックも左右2箇所(それまでは片側のみでちょっとグラつきます。)有ります。
それにストラップ用のアイレットも付いています。U型まではアクセサリーにストラップ用のブラケットが用意されていましたが、一般のストラップとはちょっと思想が異なっていて
主にスタジオ内でカメラを移動する用途と聞いた事が有ります。
但しアオリ量はテクニカルカメラを想定されているとちょっと???となります。ピントの微調整と考えた方が良いかもです。もっとも私は初代のSL66ですがそれよりは自由度は高いです。
実は普段は680Sとして使用しているのですがアオリが出来るフロントスタンダードも持っています。ただ私の使い方が悪いのでアオリのロックが脆弱なことともあってバックの中で知ら無い間に動いてしまい、面倒になって結局Sタイプに戻しました。
その他、コンタクトに起因する不良?は多いし、どっかの信号やりとりが不安定だとすぐ止まります。なかなか緊張を強いるカメラです。その意味でAC電源は持ち出す前日のチェックにはかかせません。
私はレールと平行方向のグリップを装着して手持ちでも使います。それと40mmの延長レールはお勧めです。
8×8のイメージサークルをカバーするミラーを備えた一眼レフのレトロフォーカスタイプ広角レンズでは色々と難しいのかも知れません。
レンズのプレビュー操作は絞りレバーよりも本体側に有る絞り込みレバーを使います。少し作動距離が長い感じがします。
ファインダーはAFシステムへの光量損失がないので意外に明るく、かなり絞っても使えます。
GX680レンズのピント合わせはノブで行いますが、ノブはRB67などとは異なりフロントスタンダードごと移動します。時々探します。
GX680S 65mmF5.6 F32 NS160
プロ用なのですからブツ撮りや建築(広角だから室内が多かったのでは)でモロに批判に晒され、その比較対象は従来型の対称型広角でしょうから可哀想です。
風景では文句が出ることはないでしょうに...
ご作品、場所とそこへ到達する労力も凄いのですが、出来上がる画像もまたすばらしく緻密で深い色合いが感じられます。
大伸ばしで見てみたいですねえ。
ホリデーフォトグラファーは刹那のうちに撮影することが要求されますから、この機動性は魅力です。いや重くて運搬は大変なのだけど、多分4x5で1枚撮る時間で120を数本撮れてしまうでしょう。バンバン撮れてこの画質、感激です。
GX680(I), GX50mmf5.6(いっぱいにライズ)、f16、1分(だったかなあ)、160NS
ちょっと傾いてしまい..
NSの穏やかな特性も加味して撮影されているのは流石です。
そのせいか画面奥に停車している車もしっかりしているし、それでいてカサついた感じにならないのが良いです。
ところで50mmっていっぱいにライズするとケラレませんでしたか?
50mmで一杯にライズしても標準蛇腹だと蹴られるより先に蛇腹とボディとの干渉が起こります。
袋蛇腹だと蹴られるほど上げられるのかもしれません。
標準蛇腹使用時のライズ量で、例えば建築やブツ撮りに支障がある程度かどうかは専門外なのでわかりません。
鳥居は水平だと上が入らなかったのでカメラを上に向けていて、ライズは上向き度合いを緩和する程度の効果です。
ところで、正直このような薄暗がり撮影を大判でやろうとすると、焦点合わせに相当四苦八苦します。
この被写体は以前トヨフィールド45または暗箱8x10でも撮影したことがあり、特に暗いバイテンはほとんど山勘の世界です。
そのような拙い経験を鑑み、GX680は機動性と全紙程度なら4x5に負けない高い描写力を両立していていっぺんに虜になりました。
小雨のためオリンパスE620で撮影した時はどんなに楽ちんだったか...
写真:薄暮の櫻;GX680I,210/5.6,f16,何秒か忘れました...160NS
・蛇腹レンズシェード:
初期に用意されたシェードで、φ82のレンズ専用です。使用できるレンジは100〜300mm です。
GX680の殆どのレンズに適合します。GX MDレンズには使用できません。シェードの先端にはゼラチンフィルターが装着できるブラケットが付いています。
・蛇腹レンズシェードU
φ82mmのGX Mレンズ(100〜300mm)とφ95mmのGX MDレンズ(115mm・125mm・180mm)に装着可能です。
GX M レンズに装着するには"蛇腹レンズシェードII用アダプターリング100"を予めレンズスクリューに装着して
レンズシェードを取り付けます。
汎用に使用するには良いのですが、購入される場合はリング付きを確認してください。
・蛇腹レンズシェードVF:
GX M 100〜200mmレンズ専用で四角錐の形状をしています。なかなか見つかりません。
・レンズフード80
GX M65mm、80mm専用のレンズフードです。
固定部のみだと65mm。延長チューブ(単純なネジリング)を装着すると80mm用になります。
固定部にはゼラチンフィルター用のスリット加工が入っています。
蛇腹レンズシェードは定価が4〜5万円もしましたので、流通量が少ないかなと思いますが、都内では意外に見つかります。
但し、ほぼ確実にレンズ鏡胴にキズが付きますのでご注意下さい。
最近GX680用のストラップを入手しましたので、そのレビューも一緒に。
GX用の50mmは135の23mmなので、最近のレンズから考えれば普通の広角領域ですが、かなり画角が広い様に感じます。
適当なフードが無いのでレンズむき出しです。画面の中に直接太陽は入っていないのですが、かなりハッキリとしたゴーストが出ました。
私の個体の為かは判りませんが、特段シャープとは云えません。ただし諧調はなだらかですね。それと意外に紫外線の影響を受けやすい感じがしました。
今回の撮影はAEファインダーを載せて、手持ちでお気楽と云いたいのですが、幅広のストラップでもかなり肩にきます。
ストラップはボディー両側にフックが有って、簡単に外すことが可能なのですが、ベースを装着したままだと三脚に載せられません。
とは言え、元々アイレットの無い機種なので手持ちの際は有用です。(そもそも屋外に持ち出す事はあまり考えていないカメラで、ストラップもスタジオ内での移動目的用だそうです。)
撮っていてフィルムバックのバッテリー残量が無くなりかけてかなり慌てました。GXのフィルムバックはカメラ側からは給電されずに自分のバッテリーが必要(CR2×2)です。
最近はCR2の充電仕様も有るそうですが、使えるかどうか判りません。
そんなに高性能でもなさそうというのもわかる気がします。
まあ、長大なフランジバックでレトロフォーカス、イメージサークルはシフトレンズ並なので設計が難しかったであろうことは想像に難くありませんが。
さて、フィルムバックの電池です。
これが切れたらどうなるのでしょう。取り外したりスイッチ切ると撮影枚数がリセット?
私のは多分何の処置もしていないので切れている可能性が高いと思っていますが、フィルムを入れたら撮りきってしまうスタイルなので問題が顕在化していないのでは。
ストラップは20年ほど前に友人主宰の撮影会に招かれたインストラクターのプロが使用していたのを目撃しました。
ポートレートで、有線でスタジオストロボに繋ぎながら手持ち(というか頸掛け)で撮影。
サブにはM645プロにワインダーを付けて、GXに較べると非常に軽快に撮影していました。
で、手持ちも出来るんだ-と思っていましたが結構重労働なんですね。そりゃそうか...
そういえば、撮影途中で交換したことが無いですね。
バッテリー切れかかると苦しそうな音がします。フィルムバックに電池が必要という意識が希薄なのでいつも慌てます。
このカメラの広角は80mmくらいまでが良いかもしれません。50mmは使い方が難しいレンズかもしれませんね。ヌケはとても良いのちょっと残念です。
ブラックアウトする150mmと50mmを持って晴海埠頭に行ってきました。
晴海はひところの喧噪から取り残され、良い雰囲気でお気に入りの場所です。
航路信号塔です。”F”は入出港自由にという意味で、ゆっくりと点滅していました。
撮影は旅客ターミナルからです。
以前はレストラン等も入っていましたが、今は有りません。
写っている船は様い湾内で何やら練習をしているのか?非常に小さな半径で旋回を繰り返していました。
係留されたまま、穏やかなうねりに任せて揺れていました。
これは50mmですが、DSLRはクッキリしすぎてしまうエッジが柔らかですね。
あまり若い方向けの描写ではなさそうです。
最近はポジは出た目適正露光しかしておりませんので勘所が脳から失われています。
こういうラジカルな露光は一発勝負ポジでは怖くてできません。
レンズ側もゴーストのそぶりも見せず、流石現代のフジノンです。ボディ側の内面反射処理も良いのでしょう。
フィルム時代のレンズをテストするのにα7Rを使っていますが、撮像素子からの反射なのか著しく逆光でゴーストが出るレンズが散見されます。フィルムではそこまでとは認識していなかったので吃驚です。
デジにはデジ用レンズでないと怖いなと思います。
でも、画面で確認できますから巧く避ければ驚くほどよく写るレンズも多いですね。
デジで再認識したレンズを、安心してフィルムで使います。
最近GX680はとても安く150mmは2000円でした。レンズ自体は綺麗でしたので、シャッターが動かなければRBの鏡胴に入れてしまおうかと思っていました。
GX680Sのフロントスタンダードを680Uのものと交換して持っていったのですが、少しティルトしていたのに気付かず撮っていました。
粗忽な自分には680Sが合っている様です。
駒村商会から1971年に発売された6x7cm判目測広角カメラ。
元々はベーシックフレームと呼ばれる基礎を中心に展開するシステムカメラの嚆矢として、まず発売されたもので、ユニットナンバーCH-842が付けられていた。
後日距離計連動ボディ、一眼レフボディ、モノレールビューなどに発展する広大なマップが示されていたが、残念ながらCH-842以外は発売されなかった。
1970年に発売予告された時の記事には「コンバーチブルホースマン」これはカメラ名ではなく、1つのカメラシステムの総称である。トプコン・ホースマン用のロールホルダーが取り付けられる”ベーシックフレーム”を中心に、前後に各種の専用パーツを組み合わせると(後略)
という解説と共に、現在知られる広角ボディには「ホースマン・リポーター」と示されていた。
今ではコンバーチブルホースマンとはこの広角カメラの名称として知られるが、元々はそのような事情だったのである。
ボディ(ロールホルダーなし)101x134x87mm(HxWxD),780gの軽量。
レンズ:ホースマン62mmf5.6,6枚4群オルソメタータイプ。f8までは6x7、f11からは6x9cmをカバーする。
初期型はフレームと枠ファインダー、鏡胴基部が梨地クロームだが後期にはすべてブラック仕上げとなった。
レンズ左右にシーソー状のレバーがあり、保持した左手側がシャッターチャージ、右手側がレリーズになる。これはフジペットと同じ配置。
ファインダーは折りたたみリアサイトとボディから引き上げる枠型ファインダーで光学ファインダーは用意されていない。
後日発売のマップ上には光学ファインダーの存在がある。
ロールホルダーはホースマン用が上下のラグで固定する旧型からグラフロック互換の新型まで使える。初期は金属製で重い(600g)ので、プラスチックで軽量化された後期型のほうがこのカメラに似合っている。
レンズの性能は高く、カメラ毎日白書では距離目盛りの正確さ、歪曲収差の無さを賞賛している。
ホースマン980などのピントグラスバックは共用できない。
偶々初期型のホースマン付属のピントグラスバックが使えるのがわかり、喜んでいる。上下のラグで固定するタイプのピントグラスバックは使用可能。
純正専用品は薄く軽量だが、上記流用品は少々大きく重くなる。
しかし焦点が確認できるのは近接などで便利になる。
この機種も謎の多い機種ですね。
システム展開のロードマップも示されず、どこまでが実際に販売されたのだろうと思います。
最近は違うのかも知れませんが当時はメカメカしたものが一般受けする時代でしたからね。
このプリミティブなカメラに対してユーザーに発展性を感じさせないと売れないと判断したマーケッティング部門の要求だったのか、どこまで本気だったのか疑問を感じていました。各誌の論評も行間に匂わせていた感じです。
距離計連動ボディと一眼レフボディを兼ねるのは結構難しいです。
この広角カメラ、フッド、アクセサリーシュー/ストラップアイレット増設アダプタ以外は販売されていないはずです。
他のシステムは完成写真すら見られません。
>このプリミティブなカメラに対してユーザーに発展性を感じさせないと売れないと判断したマーケッティング部門の要求だったのか、どこまで本気だったのか疑問を感じていました。各誌の論評も行間に匂わせていた感じです。
出典を示せないのですが、この計画を推進していた社長が志半ばで逝去され、既に販売していた広角カメラを残してすべての計画が白紙になったと読んだ覚えがあります。
この辺り、ドイの社長さんと同じくワンマンで大きな夢を持つ社長さんの逝去と共に企画も消滅する典型なのかも。
>距離計連動ボディと一眼レフボディを兼ねるのは結構難しいです。
でしょうね。もし出来たとしてもプラウベルのペコフレックスのような比較的プリミティブなSLRになったと思います。
それでも充分面白かったでしょうけども。
ペコフレックスのシステムもモノレールビューとSLRの融合を図っていますがRFまではカバーしていません。
アルパ120の計画段階ではハッセルブラッドVレンズを利用した6x7RFカメラだったようですが、結局販売されませんでした。
画像:アクセサリーシュー増設アダプタ。上面の三脚穴に設置すればストラップが横吊りにできるようになります。
下面の三脚穴に設置するとカメラを上下逆に使うことができます。多分シフト機能がついたカメラに発展したときに有効になったことでしょう。
不思議な所は、ちゃんとカメラの横幅に合うように設置すると、ストッパーが逆になるのです。(上)
横に張り出すようにすればストッパーが正向きになるのですが、これでいいのかなあ。(下)
つまるところ69コマフレックス+ローライメーター+交換距離計カムみたいな感じですかね。そうなると既存の広角レンズは使えなくなってしまいますし、結局レンズの焦点距離によって形態を選択するシステムになってしまうのかもしれませんね。
どちらの結果も見事なもので、少し絞ると見分けが付きません。
Convertible Horseman 62mm f5.6, f11, 1sec, 三脚
照明でわずかに照らされた背後の建物もディティールが判ります。
>不思議な所は、ちゃんとカメラの横幅に合うように設置すると、ストッパーが逆になるのです。(上)
横に張り出すようにすればストッパーが正向きになるのですが、これでいいのかなあ。(下)
元の位置だと盛大に赤目が出そうです。良く考えられているのではないでしょうか。
是非、コニカプレスの記事もお願いします。 m(._.)m
コニカプレスについてはまたそのうち...目下90mmが修理中でカメラ画像が用意できないのです...
>元の位置だと盛大に赤目が出そうです。良く考えられているのではないでしょうか。
なるほど、フラッシュのことを失念していました。そうなのかも。
コンバーチブルホースマン 62mmf5.6開放、1/60、RDPIII、手持ち
目測でもこんなもん、と割切って撮影したら微妙に外してる...
RFのコニカプレスではちゃんと合ってシャープでした。いかんなあ...
6x7ホルダーだと開放から気兼ねなく使用出来ます。プロポーションは69のほうが好きですが、67は安定したフォーマットですね。
1989年発売されたマミヤ光機製6x6cmレンズ交換式レンジファインダーカメラ.
31mm沈胴機構を持ちコンパクトに携帯できる.
交換レンズに応じて採光式ブライトフレームが切り替わり,距離計は実像式で上下像合致式で使えば150mmの精度も確保できる.
中判のライカM3との評価も当時聞かれた.
電子制御リーフシャッター,絞り優先AE,1/500〜1秒,B
レンズは以下の3本が供給された。
標準レンズ,セコール75mmf3.5はオルソメタータイプでは最も明るい開放値と高性能を両立したと当時評価されている.
広角:セコール50mmf4,スーパーアンギュロンタイプ.
望遠:セコール150mmf4.5,エルノスタータイプ.
何れも水準以上、開放から尖鋭で信頼できる画像が得られる。
惜しむらくは、交換レンズがこの普遍的な3本に止まったこと。
もし35-38mmクラスの対称型レンズが供給されたなら、完全にハッセルブラッドから切り替えても良いかと思わせる.
レンズ交換は底部のキーを回転させ内蔵遮光幕でアパーチャーをカバーすると可能.レンズ交換後遮光幕を待避させるとシャッターが切れるようになる.
また露出計はTTLではなくファインダー光学系に設置されている。そのためレンズ交換によって測光重点範囲が変わり、50mmはスポット、75mmは中央重点、150mmは平均測光に近い分布になる.
1993年に645フォーマット、35mmパノラマも撮影出来るマミヤ6MFが登場交代した。(マミヤ光機が大沢商会倒産のアオリで危機に陥った際オリムピック釣り具と統合した92年を挟んで発売)
写真:左150mm,中央75mm,右50mm
ほぼ葉書大の接写ができます.
結構な厚みのガラスレンズが使われていて,見え味は良好ですが,かなり嵩張ってしまい,葉書大にこれほどの労力を払うなら,35mm小型SLRに50mmクラスのマクロレンズを携えて行くのも変わらんじゃないか?と思ったりします.
75mmレンズのフード固定バヨネットに装着される構造です.
レンズが奥に入っていて,50mm前玉に接触するので75mm専用です.
多分この数字は,50mmのバックフォーカス分に合わせているのでしょう.
75mmや(意味無いけど)150mmならもっと沈胴できるはずです.
想像ですが,熱望した38mmも,沈胴できなくなるためラインアップできなかったのかと.
超広角への要望はマミヤ7でかなえられます.そしてマミヤ7は沈胴しない固定ボディになって,ずいぶん嵩張るようになりました.
沈胴しつつ,超広角も使える(超広角で沈胴規制できる)ボディが一番だと思うのですが...
75mmf3.5同士でローライ3.5Fクセノターと比較したところ,コントラスト,滲みの無さで圧倒的にセコールが優秀でした.
柔らかな描写という点で3.5Fも私は好きですが,現代のレンズの高性能を見せつけられました.
というか3.5Fってローライの中では相当硬い写りだと思っていたのに,結構ショックでした.
写真:New Mamiya6 75/3.5, f8, AE, Reala ace 220
出張のお供にマミヤ6と75,150,ハッセルSWAを持参,結局ほとんどSWAで撮影し,75少々,150はほぼ使わず.
”ライカMに匹敵する距離計は出来ない”なんて記事が有ったところにコレが出たものですから、凄いものが出たなと思いました。
6×6では市場性が無いので6×7にしたというのはそんなものなのですかね?
自分はすでにGM670が有ったのですが、しばらくフレームを無駄にしないで6×6に改造するにはどうしようかと考えていました。
現在でも高価で手が出ませんが、レンズ3本でフルコンプというのは美点です。
>”ライカMに匹敵する距離計は出来ない”なんて記事が有ったところにコレが出た
確かに.でも距離計の基本形はライカMを踏襲しているはずですので,オリジナルでは出来ないという文脈はまだ生きている?
> 6×6では市場性が無いので6×7にしたというのはそんなものなのですかね?
発売当時から,この構成のまま6x7にしてほしいという要望が多々ありました.
風景写真で大画面を保って軽量化したいニーズがあったのですね.当時はレンズ交換RF機が絶えていましたし.あ,テヒニカ23はあったか...
確かに当時一般的とは言えないフォーマットでしたが,マミヤは復権の意味も込めていたのかな.
私は66好きですが,ウエストレベルでこそ合理的なプロポーションかなとも思います.
マミヤ6を縦位置で構えようとして途中で苦笑することが時々ありました.
> 自分はすでにGM670が有ったのですが、しばらくフレームを無駄にしないで6×6に改造するにはどうしようかと考えていました。
67と66って実はあまり面積差はないんですよね.プロポーションも大差ないけど印画紙に焼く拡大率は随分違うというのがペンタックスの主張.
私は66ノートリミングにして,拡大率を67〜68と同じにしていました.645ではそれができません.
> 現在でも高価で手が出ませんが、レンズ3本でフルコンプというのは美点です。
多分あんまり売れていなかったのでしょう.だから出てこないし価格も下がらない.
こういうのは現役末期が一番安かったような気がします.そういうタイミングで食い付くようにしています.
BessaII
独Voigdlander製6x9cm一眼式RF連動スプリングカメラ
VS. Super Ikonta 69
クラシックカメラ誌では精度的にSuperIkonta(S)には一歩及ばないという意見が多いようです.
確かにIkontaも良いカメラですが,精度云々は私にはわかりません.
一応使い勝手の面からは,個人的にはBessaII(B)は最良のクラシック69スプリングかと思うのだがどうでしょうか.
1, セルフエレクティング
S:一気に組み上がろうとするがフィルム面に悪影響が出る怖れがあるためカバーに手を掛けて軟着陸が必要.折りたたみアルバダファインダーは自動的に起立するが,RF用ドレーカイルを手で起立させる手間がかかる.RF光路は棒プリズムなので狂いが少ないが,RF窓の間にファインダーを入れる事が出来ずやむなく折りたたみにしているのだろう.
B:ロック解除ボタンで半開きになり,後は手でカバーを起立させる.Sのような危なげさはない.
2, フォールディング
S:ドレーカイル畳み−タスキを両手で押してカバー畳み−ファインダー畳みの3ステップ.チャージには関わらない.
B:レンズ前板先端のロックタブを押さえ,カバーを畳むのみワンステップ.距離位置がどこでも,シャッターチャージ前後でも畳める.
3, フォーカシング
S:ドレーカイル基部のダイヤル,基本的に右手.カメラ先端部なので保持にやや無理がある.RFとファインダーは二眼式.RF倍率が高くなるので悪いことばかりではない.最短撮影距離1.5m.パララックス補正マークつきアルバダフレーム.
B:軍艦部上面左手側のダイヤル.視認性も操作性も良い.一眼式ファインダーのため便利だが倍率は低め.ただし精度は良好.最短撮影距離1mは素晴らしい.また畳んだ状態で目測で距離合わせしておくことが可能.ファインダーに光学フレームはなくパララックス補正はされないので撮影範囲を厳密にできない欠点はある.
4, シャッター;どちらもセルフコッキングではなく手動チャージ.
S:左手側軍艦部上面のボディレリーズ.やや重い.
B:左手側カバー基部のレバー.大変軽い.
5, ワインディング
S:左手側ノブ,赤窓
B:右手側ノブ,赤窓
如何でしょうか.
VS. Fuji GF670
流石に最新機だけあってほとんど全ての点でGF670の方が高性能なのは間違いないでしょう.1台だけ持参するなら文句なくGFかと思います.
個人的には,BessaIIは大判のサブに持参し(なにせ69ホルダー用ベルトケースに入ってしまうので)大判では間に合わない速写性を期待する用途もありますが,主に広角機(例えばVeriwideIIやConvertible Horseman)とペアで持参することが多いため,GF670では画角的に広角と差別化し辛いことが気になりました.
それと私は69の横長好きなので,プロポーションが気に入らなかったため,GFは入手しませんでした.
今は少し悔いています.フジノンの高性能をもってすれば5x7cmにトリミングしても充分以上に高画質でしょう.
どのレンズも非常に高性能.開放で比較するとカラースコパーよりもカラーヘリアのほうが周辺部の像が整っている.
アポランサー付きはコレクター価格なので試す機会がなかったが,リンホフ用ではf4.5付近で比較してカラーヘリアより滲みが少なく高コントラスト.ただしホットグラスが使われていて黄色のカラーフェリアがある.(スプリングカメラの性質上ホットだと感光の怖れがあるためベッサ用はコールドだという噂があるが本当だろうか)
カラーヘリアの評価をする.このタイプのカメラの中では信頼性が最高レベル.開放は1980年代以降のレンズ,例えばSMC-Pentax67や,Zenzanon-PG,Symmar-Sなどと比較してコントラストが低く,細部が滲んでいるが,四隅まで繊細で均一な解像力があり,一般に線が細いと評されるのはこのことかと思う.絞り込むと滲みは消えてゆき,厳しく見てf11ではPentax105/2.4のf11に並ぶコントラストが得られる.拡大率が高いほど生きる大伸ばし向きの特性かと思う.また最短1mは69スプリングカメラ中で群を抜いて寄れ,Bessaは直進繰り出しで近距離性能が良く,距離計精度が高いため,開放全紙伸ばしに充分耐えられる高画質.
69の大画面カメラとしては驚異的な携帯性。
写真はペルケオ2(6x6cm)と並べたもの。こちらはまた66として驚異的な小型サイズなので流石に分が悪い。
・Color-Skopar105mm f3.5
・Color-Heliar105mm f3.5
・Apo-Lanther105mm f4.5
この中で経験が有るのは多分ヘリアーだけです。テッサーに対して1枚の余裕とか云っていたヘリアーですね。
マミヤCの105mmが貧乏学生でも入手し易いヘリアタイプだったんじゃないかと思います。
マミヤC33用105/3.5はまんまヘリアですね。
レンズを取り出して使用された方によると充分69をカバーできるそうです。
ただ球面収差補正が66に合わせてあると、3群トリプレット発展ですから69周辺の像面がどうかなと心配になります。
またRB67用127/3.8もヘリアでしたでしょうか。
これは平坦性を考慮しないイメージサークルだけなら4x5をカバーできるレンズです。
127は性能も良いですね。
残念ながら(?)、プロSD用127/3.5はイメージサークルが6x8ぎりぎりになってしまいました。
後は、マイクロニッコールの105/4や、ベローズキヤノン100/4も確かそうだったかと。
本家フォクトレンダー製で素晴らしいと思ったヘリアは、ステレフレクトスコープの75/4.5でした。今は手元にありませんが。
プロミネント69の105/4.5も素晴らしいらしいですが、生プリントを拝見するとカラーヘリアよりさらに柔らかいように見えました。
イコンタとの使い勝手の比較,参考になりました.ただ1点,ベッサは二重露出防止機構がないのではないでしょうか.イコンタはある世代以降は二重露出防止機構があるので(赤窓式ではありますが)操作手順を間違ったのではないかと不安を感じる局面がなくて安心のように思います.69判ですと1枚から送りはかなり痛い(多重露光も痛い)ですので・・
書こうと思っていて書き忘れていました。すみません。
ボディレリーズのスーパーイコンタは二重露出防止機構がありますね。
自動巻き止めのスーパーシックスやスーパーセミではレリーズ押し込みで巻き止め解除、巻き上げキー回転でシャッターロック解除。とてもシンプルで、失敗防止に有効です。
69モデルは赤窓送りですが、多分同じですよね。
私はベッサが初体験であり、また日頃から大判を使うので、撮ったら巻く、巻いたらチャージする癖がついていてあまり恩恵は感じないのですが、120フィルムは巻きあげた状態で放置するとフィルム平面性が懸念されますから、あまり褒められる癖ではないかもしれません。
写真:ベッサもイコンタもフィルムゲートはトンネル式ではなく、平面性はそれなりと思うが、素直な直線送りなので実写でピントを外すことは記憶にありません。
私のベッサIIは、送り側のスプール穴をきちんと上下の凸に入れるのですが、この後のモデルではフォクトレンダーによくある、送り側をバスケットに入れるだけになります。フィルム交換は迅速になりますが、果たしてちゃんと巻けるのか、平面が保てるのか不安になります。
Horseman ER-1
1987年駒村商会から発売されたトプコン製ホースマン銘中判テクニカルカメラの最終モデル。(実際最後まで販売されていたのはVH)
基本構成はドロップベッド型金属製中判テクニカルカメラのなかで最もアオリ自由度が高いホースマンVH-Rの内蔵ファインダーを廃止し外付けズームファインダーを装着可能にしたもの。
最大の特徴は、グリップに電池を内蔵し、ボディ内部のフレキシブル配線によりレンズボード、フィルムバックを結び、外部コードなしでグリップのボタンによりレンズボードのソレノイドを駆動しレリーズされるほか、シャッターチャージ、巻き上げ、ダークスライドの設定ミスがあるとレリーズが禁止され、グリップ後部のインジケーターランプの色によりミスの箇所が表示される、テクニカルカメラには稀有なシステムです。
残念ながら上記の機能は、専用のERレンズ、ERフィルムホルダーがすべて揃わないと作動しません。
ERレンズは、マルチコートされたメリットがありER-1が生産中止になっても長く販売されていましたので入手容易ですが、ERホルダーはまず出てきませんので、交換バックを揃えるのは茨の道です。
ただし、ボディ単体の機能は高く、VH同等のアオリに加え、ファインダーを外した単体では軽量2sで、連動距離計つきボディとしてはコンパクトにまとまっています。(参考:VH1.8s、VH-R2.2s、760(距離計なし)1.8s、985:2.1s)大きなファインダーを外して35oカメラ用の小型ファインダーを付ければ軽快でしょう。
そんな機能、必要か?という疑問もありますが、おそらく駒村商会は失敗しやすい、難しいと思われていたテクニカルカメラの敷居を低くして、なんとか一般に普及させたかったのじゃないかと思います。私は1987年頃モニター応募当選してからの付き合いになります。
180/5.6以外の65mmから150mmまでのレンズは装着したままでベッドを畳めます。
基本的にボードは共通ですから、旧型ホースマンにも装着出来ますが、付属するソレノイドを駆動できるのはER-1だけですから、余計物ですね。
しかしソレノイドの頂上に普通のレリーズスクリューが切ってあり、汎用レリーズが使用出来ます。従来のスーパートプコールやプロフェッショナルトプコールは専用レリーズ(またはカプラーアダプター)が必要でしたので、一般に近づいたということでしょう。
従来レンズとはセイコー#0シャッターのネジ径が異なり、レンズ部分の互換性はありません。
レンズは大変小型軽量で、複数本持っても荷物になりません。
全てのレンズは専用距離計連動カムとセットになっていて、予備カムはボディ上側に2個収納できます。カムはレンズ個体ごとの微調整を要せず、その機種用のカムを購入すれば誤差無く連動してくれるのが美点です。
フロントスタンダード右手側の少しずれた位置に赤と白のドットが刻印されています(写真参照)
前板を一番おろした状態がデフォルトで、二つの点はずれています。
これはトプコール65/7を縦位置で使う時、このドット位置を合わせるようにライズするとベッドダウンせずに使える指標なのです。
レボルビングがない985までの機種には存在しません。
また横位置で使用するときは、ライズする必要はありません。またドットを合わせた状態では畳むことはできません。
この手のカメラは触れられる機会が少ないので、なかなか良さが伝わりません。さらに販売時は高額でした。
見た目以上に硬質で精密なカメラなのに少し残念な気がします。
トプコン銘はありませんが、東京光学のシールが貼ってありました。(写真左下、レボルビングロックの下)
何故このモデルからトプコンネームが抜けたのかは不明です。
レンズ銘もトプコールではありませんし。不思議です。
定価はリンホフの半分程度と、日本製写真機ボディとしては最高価格でした。
当時消費者モニターに当選しなかったら手にすることは出来なかったはずです。
ところで昨年近所で美品セット5万円で見かけて、感慨深かったです。
以前ならレンズ一本分ですよね...そういえばレンズも1万切るものが結構出てきます。
ホースマンは徐々に改良を重ねて、980さらにVHからは6x9テクニカルカメラとしては
リンホフ23をしのぐ、おそらく世界でもっとも多機能なムーブメントを持っていました。
これ一台でビューカメラ的にもフィールドでも活用出来る、という夢を抱かせるスペックです。
でも、使ってみるとやっぱり、やってやれないことはない万能機。
余談ですが、耳に挟んだ所に依れば、ER-1が生産中止したのは電子部品がディスコンになったためとか。
スーパーERレンズはER-1終了後もVH用に継続販売されていましたが、在庫処分だったのか、
生産継続されていたのかは存じません。結局セイコーシャッター供給が終了したため終焉を迎えました。
4x5以上用のLFトプコールはコパルシャッターだったのですが、ほぼ同時期にカタログ落ちしています。
その後は駒村商会が代理店となっていたローデンシュトックのシロナーN100/5.6がVH純正の組み合わせでした。
毎度貴重な情報をありがとございます。
45にはスピグラをメインで使っております。
横カラートの場合には、レンジファインダーは焦点距離1つのみですが、トップカラートのスピグラですとカムの交換で「容易」に焦点距離毎の設定に「即座」に交換可能。。。のはずなのですが、これが中々コツも必要で面倒です。
ホースマンの場合、この当たりも大変使う良い形に設計されていると記憶しております。羨ましいです。
それにしても綺麗な個体ですねえ。
23だとサイドRFでもあり交換レンズに対応するようにはなっていませんし、諦めています。
ホースマンは自社レンズではカムを共通化していますが、持ち込みレンズにも特注対応できたかどうかは存じません。
昔はリンホフ代理店のシュリロに神業の職人さんがおられ、お客さん持ち込みのレンズに対してカムをグラインダーでひとなでしただけで距離計連動できたという伝説を店舗で伺ったことがあります。
今はカムとレンズが純正ペアでないと正確な連動はできないかもしれません。
とはいえ、カムに刻印された焦点距離のレンズをあてがってみると、4x5テヒニカについては「ほぼ」合うのではないかと思っています。
今まで、90mmf8スーパーアンギュロン、135/3.5プラナー、150/5.6ジンマー、180/5.6ジンマー、240/5.5テレアートンについて、フジヤや海外通販のジャンクカムでもルーペで見る限り連動最短まで合っているようなのです。
135以外はカム刻印された銘柄焦点距離のレンズですが、135カムはジンマー用なのにプラナーもイザレックスも合うのです。
リンホフ23用ディスクカムはどうなんだろう。
ホースマン105mmカムでクセノター100/2.8を付けたときは流石に近距離ずれてました。
スピグラのカムは愛好家が形状をネットで公開してくれており、リン青銅か、アルミ板で自作します。
未知のものでも追い込み方を伝授されているサイトがあり自作できます。
fが近くて、焦点距離が同じなら光束も同じだから、インフさえ出せばカム同じで済むのでしょうか???
あ、でもテレセンの場合は違う?
135mm はなんかありそうですね。
クセノタール一本しかないので試せないです。