1995年に世界初のオートフォーカス中判カメラとして始まった、富士写真フイルム(当時)の645判AFカメラシリーズです。5機種の共通点として,赤外線アクティブ測距とパッシブ測距を組み合わせたハイブリッドセンサ式のオートフォーカス,フィルムの完全自動給送(スタートマーク合わせ不要の完全オートマット),フィルムサイドへのデータ写し込み,フラッシュ内蔵,SUPER EBC コーティングされた優れた沈胴式レンズ,などの特徴が挙げられます.5機種は以下のような内容です.
1. GA645 Professional : 60mm F4 レンズ搭載の初代機(35mm判 37mm相当)
2. GA645W Professional : 45mm F4 レンズを搭載した広角モデル(35mm判 28mm相当)
3. GA645i Professional : GA645 をもとに,バーコードシステムを搭載したもの
4. GA645Wi Professional : GA645W をもとに,バーコードシステムを搭載したもの
5. GA645Zi Professional : 55-90mm F4.5-6.9 ズームレンズ(35mm判 34-56mm相当)搭載,チタン外装
フィルム装填は,フィルムゲートの脇に備えられた赤外線センサにより裏紙とフィルム,またその間の粘着テープの反射率の変化を検出して行われます.またバーコードシステムはこのセンサを応用したもので,粘着テープに印刷されたバーコードを読み取りフィルム感度と120/220切り替えを自動で行うものです.フィルム感度は電子的な設定変更に過ぎませんが,120/220切り替えには圧板の位置を機械的に動かす機構が入っているようです.型番に i が付いた,上の 3〜5 に搭載されています.
カメラ全体の仕様は単なるオートフォーカスコンパクトカメラというよりも,高級コンパクトカメラに近いものとなっており,7枚羽根の虹彩絞り,半押しでのレンズ駆動(シャッター押下時のタイムラグが小さい),プログラムAEに加えて絞り優先AE・マニュアル露出,露出補正,マニュアルフォーカスなども搭載されています.すべての機種に搭載されているフィルムサイドへのデータ移し込み機能は秀逸で,幾つかのモードがありますが,あるモードでは日付・シャッター速度・絞り値・露出モード・AF/MF の別,GA645Zi ではさらにレンズ焦点距離が写し込まれます.
カメラの内容としては,1〜4 ではあまり大きくは違いません.いずれも黒色プラスティック外装,採光式ブライトフレーム搭載ファインダ(パララックス補正・近距離補正搭載)などの共通点を持ちます.GA645Zi はレンズがズーム化されただけでなく,高級感のあるチタン外装(シャンパンゴールドとブラックの2つのモデルがあります)のほか,AFセンサなどがレンズの上に集められたりレンズ脇の出っ張りがなくなったフラットな形状になったり,モードダイヤルが背面から上面へ移動したりして,前衛的な形状から,より伝統的なカメラに近いデザインになりました.ファインダは実像式になり,ブライトフレームではなく視野の周囲が液晶マスクにより区切られる形式になっています.どのモデルもAF時に合焦距離が表示されますが,1〜4 は距離値のデジタル表示,5 はバーグラフ状になっています.その他,ファインダ内にはシャッター速度や絞り値も表示されます.
いずれのモデルもレンズ性能が極めて優れており,ピントがちゃんと合えば,非常によく写ります.F値の割には非常に贅沢な構成のレンズを奢ってあり,コーティングや繰り出し機構などもしっかりしていてまじめに作られている印象があります.ただやはり外部センサ式AFカメラなので,小さいなものにきちんとピントをあわせるのが難しく,また合ったかどうかが視覚的に確認できないので,近接時は注意が必要です.
ただ一部のモデルに不具合がよく見られます.GA645では初期型で,コマンドダイヤルの回転がうまく入力できないものが見られます.GA645 にはマイナーチェンジされたモデルがあり(AFボタンのまわりが誤操作防止の突起に覆われているもの),このモデルでは不具合はあまりないように思われます.GA645Zi は背面液晶の表示が欠けてしまうものが多く,私の手元にある2台はどちらも背面液晶に不具合があります.
登場した時は「中判にオートフォーカスなんて」と驚かれたカメラですが,その後,多くのオートフォーカス中判カメラ(ただし,主に一眼レフ)が現れることになりました.
使用に際しては、ファインダーに表示される距離を確かめて撮影すると良い様です。
GA645Wi はAFに頼らず、距離を合わせておいてスナップすると撮影が速い感じです。
但しファインダーはタル型の歪みが大きいですね。
レンズフードは測距窓を塞がない専用品が良いと思います。
レンズは645の中では秀逸だと思います。望遠は一眼レフ。広角はこの機種です。
最初はどうにも掴み辛い機種だったのですが、京都に持っていって片手だけで事が済む機械は便利でした。使うと良さが判る難しい機種です。
ナースマン様、私もフジGS645Sはここ数年マークしています。なかなか安いものがない、皆さんほしがってるんですね。
私のブローニー判2台目は、蛇腹のGS645でした。丁度その頃出た120のKRを詰めて北アルプスなど随分持参し傷だらけになりました。
ポジがメインだと露出計は絶対必要です。内蔵されていれば荷物も手間も減ります。
ただ合皮の蛇腹が経年劣化しやすくサービスが受けられる内に2回交換、また開閉に伴い無限が狂いやすく、これも2回調整。
もう今は壊れたら終わりかなと、安置状態です。
GS645が良かったので、645Wも使い始め、二台体勢で撮影していました。
交換レンズを替えるよりも標準広角二台を持ち替える方が、速写性が高い。
どちらもシャッターが軽く、また切れがよいのでぶれにくく、手持ち撮影によく合っています。
GS645シリーズは縦位置カメラなので、その頃の画像はついつい縦写真が増えてしまいます。
Wの問題点は、レンズが暗いこと。
KRかRVPを主にしていると、屋外でも少し曇るとf5.6では手持ちぎりぎりか、不可能に。やむなく1段アンダーで撮ったことも。
初期のRVPは実効ASA40くらいでしたでしょう?
その開放の解像力は素晴らしいのですが、開放では周辺光量落ちが目立ちます。でも手持ちなのでf5.6開放、1/30よく使うんです。
ビネッティングを効果的に使おうかと開き直るくらい。
せめてf8に絞れたらなあと悔しいことが多々ありました。
三脚を立てて絞れば何の問題もないでしょう。でも立てられるスペースも、時間も、精神的な余裕もない。
リアラエースとエクター25が出てからはネガ派になってしまいましたので、最近は400詰めれば良いかと思ってます。
なので、後にAF自動巻になったGA645Wで45mmf4に開放値が上がったのは大変よい改良だと思いましたし、
メカニカル機のGS645Wも、更新してくれたらなあと羨望でした。
恐らく開口効率が上がって、f5.6で充分な周辺光量が確保されているはず。あ、でもf4だと目測機に納得して貰えないか。
>75mmスプリングはイコンタ持っていた。60mmのSを買った。
>当時、この選択は間違ったと思った。
>RF、2重像が小さく〇。基線長が短く、0,5倍。分離見えずらい。
大変貴重なご経験です。そうなんですね。GS645の二重像も、虚像式なのであまりくっきりは見えません。
60mm用は、まあ近距離の保険みたいなものでしょうね。
状況に応じて同じカメラの評価が変わるのは大変興味深く、またあり得ることだなと思います。
私は6x9大好きですが、昨今フィルムは種類が少なすぎ、高価すぎ、現像も高く時間がかかります。おまけに120だと8枚ですぐ終わっちゃう。
潤沢に消費出来なくなってきました。
>サイズはスプリングより大きい。然し、プラスチックボデー770g。
>ライカ版換算37mm。1台持ち出すなら、結構使える。
そうなんです。GSシリーズはフォーマットに対して結構肥大してるんです。
イコンタはいわずもがな、少し大きめのパールIIIと比較しても大きすぎ。f2.8で66のツェルトシックスをケースに入れたのに匹敵するサイズです。
69のベッサが入るベルトケースにも入らない。645のくせに...
でもレバー巻き自動巻止めセルフコッキングの近代的操作性は気楽です。
>デジタル、135と併用するなら、45mm(ライカ版換算28mm)
>のWの方が便利かも。但し、此方は数か少ない。
f8より絞って撮るなら物凄く良いレンズです。レンズの突出が少なくコンパクト。
私もGS645Sが一番汎用性が高いと思いますが、取り敢えず手持ちのWに400モノクロ詰めて800くらいに増感して使ってみようかと思っています。
最近はスマートフォンでの撮影が主流になっていますので、意外に縦位置もすんなりと受け入れられるのでしょうか。
このカメラは縦吊りなので、意外に嵩張らないのも良い点です。
当初、GA645には自動沈胴機構がついていますので、機構の保護のためにゴム製の広角フードを付けていました。
するとファインダーに表示される測距の結果がばらついてしまいました。
従来のパッシブ式はこんなモノかと思いつつ、良く見ると測距窓にフードの一部がかかっていました。
もちろん外したら安定する様になりました。当たり前といえばその通りなのですが。…
おかげで距離を確認するクセがつきました。これはこのカメラを使う上でのキーポイントかも知れません。
初期フォーカルプレーンハッセルブラッドに似た外観とメカニズムを持つソ連/ウクライナ製6x6一眼レフ。冗談で「ハッセルブラッドスキー」と言われる。
安価で優秀な画質が得られるためコアなファンが多い。
まず、初期に製作されたSalut「サリュート」を紹介する。レリーズで絞り込まれる半自動絞りを装備しハッセルブラッド1000Fよりも一歩進化している。後に完全自動絞りを備えたサリュートCを経てキエフ88シリーズに進化した。
サリュート
Salyutと英字表記されるウクライナ製ハッセルブラッド1600F/1000Fのコピー。
美点:高精度、高品質、優れた操作感触。優れたレンズ群。
欠点:絶望的なフィルムマガジン。古風なファインダーフードとややあわせにくいスクリーン。シンクロ1/25のシャッター。セミオートまたはプリセット絞りレンズ。現代の超尖鋭なレンズを利用することは困難。
洒落で使う向きもあると思うが、撮影結果は良好。
ハッセルブラッド1600F発表・発売は1948年、1000Fは1952年である。
サリュートが現れたのは1957年。発売当初の価格は400ルーブルで、ソビエト一般市民の給料6か月分であった。最初のモデルは1/1500シャッターとセルフタイマー、M/X接点切替を備え、手動開放ながらセミ自動絞りを装備してスペック上は1600Fを上回っていた。セルフタイマーなし、1/1500つきモデルがそれに続き、3つ目のモデルはセルフタイマーなし、シャッター最高速1/1000とハッセルブラッドを追うような変遷を示している。ただし低速はハッセルブラッドが1秒まであるのに対し、サリュートはいずれも1/2秒となっている。
ソビエト製カメラのシリアルナンバー頭2桁は製造年をあらわしていると言われており、それに従うと私の1/1500セルフ無しは59年製、1/1000は71年製ということになる。販売は革製セットケースに、シリアルが一致した2個の120-6x6マガジンとフィルター、ケーブルレリーズ、インダスター80mmf2.8標準レンズが同梱されて行われた。
操作はハッセルブラッド1600Fと共通し、注意点も同様である。
ハッセルブラッドの作りは大変精度が高いもので、操作感触は素晴らしい。しかしそれでも1600Fと1000Fとの間には操作感触の差が存在する。どれだけマイスターの手を煩わせたかの差が出るのだろうと想像している。サリュートにもそれが言えると思う。59年製セカンドバージョン1/1500モデルの滑らかな感触と優雅な作動音は1600Fに迫り、1000Fをあるいは凌駕しているとさえ思える。
71年製のサードバージョン1/1000モデルはそれに比べると悲観的というほどではないが、やや引っかかりや不快な摩擦感が残っており、仕上げが落ちていることを窺わせる。ただし作動は非常に確実で、後年のキエフ88が、高速シャッターの走行ムラ、スリットムラがない個体は貴重なのに対し、サリュートの高速シャッターの安定感は一級のものである。調子の良いサリュートは、調子の良い1600F/1000Fに匹敵する。私の1000Fがどうしてもシャッター走行不良を是正出来ないのに比べると素晴らしい限りで、もし1600Fが再起不能になったらサリュートを使おうとさえ考える。
画像:左Salyutセカンドバージョン59年製、1/1500、セルフ無し、Induster80/2.8(71年製),Kiev-88後期マガジン
右Salyutサードバージョン71年製、1/1000、Vega90/2.8(79年製)(Salyut-C用のため自動絞連動せず普通絞で使用)
サリュートの純正レンズはMir-3 65mmf3.5、Industar-29 80mmf2.8、Tair-33 300mmf4.5の3本しか知らない。このうちサリュートのセミオート絞り機構に対応しているのは前2者で、Tair-33はプリセット絞りである。
Mir-3は当時価格が240ルーブルであり、基本セット(ボディ、80/2.8、マガジン2個)400ルーブルと比べても非常に高価で生産数は極めて少ないと言われているが、日本ではそれほど珍品とは言えないし、価格も求めやすい。Mir-3は初期レトロフォーカスに典型的なラッパ型をしている。 基本レンズにビオメタールを置き、その前部に大きな凹レンズを配置しており、当時アンジェニュー等他社は基本レンズにテッサーやトリプレットを置いていたのと較べて贅沢な構成だが、これは東独Frektogon65mmf2.8と同じだ。私はFrektogonの経験がなく比較できないが、Mir-3の実写性能は開放から周辺まで均一な良像が得られ実直な印象を受ける。1000F用ディスタゴン60mmの開放値がf5,6にとどまるのに比べ、当時としては驚異的に明るい。
f3.5-22, 最短撮影距離0.8m,フィルター径86mm
標準Industar-29はテッサーであり、35mmカメラ用Industarと同様に精度は良好で信頼できる。1000F用Tessarと同じように開放では軟調だがf5,6より絞れば尖鋭である。ヘリコイドリングはレンズ先端部にあり、アタッチメント径は58mmだが、30mmくらいのフィルターアダプターが前からねじ込め、フィルターを前玉付近に位置させるようになっている。私のは欠品なので詳細はわからないが、奥まった位置に前玉があるのでフィルターをしていてもフードが不要になる高価はあるだろう。
f2.8-22,最短撮影距離0.9m,フィルター径58mm
Tair-33 300mmf4.5は前方に重心があり非常に重いレンズ。簡単な構成のようだが画質は良好で、一度DDRのSonnar300mmと比べてみたいと思っている。
画像:Mir-3 65mmf3.5, サリュート用半自動絞りつき、75年製/全面黒なのでサードバージョンまたはSalyut-S時代と思う。
プリセット絞りの望遠。
構成は私は知らないが長焦点を長い鏡胴に付けているような印象。エレメントは鏡胴先端部に集中している。
大変重量があるレンズ。
完全逆光だがなかなか尖鋭な画像を得られた。高速でもスリットムラは見えない。
Salyut 1500, Tair-33 300/4.5, 開放, 1/1000, 160NS, 手持ち
初期88はサリュートCの銘板と意匠が変わった+標準レンズが新世代のガウス型Volna80/2.8(名称違いArsat)が装備された程度と認識していますが、ソ連崩壊前後も改良が加えられ、メタルカーテンシャッターが布幕になったり、レンズマウントがペンタコンシックスマウントのKiev60と共通化されたりさまざまな進化をしています。
私は初期型を一時期所有しましたが手放し、後にP6マウント、布幕シャッター、クランク巻き上げに改良されたモデル(メーカー不明)を入手しました。スピゴットのARAXやHartbleiとは違い回転バヨネットで固定します。
また装着されたマガジンは裏蓋が全開するBronicaECやSL66のような機構で大変操作性が改善されているだけでなく、フィルム給送の安定性もそれまでより改善されており、高く評価できます。
P6マウントで安定したフィルム給送をと考えて入手したものの、KievスクリューマウントーKiev60マウント変換アダプターは使えないし、入手当初のマガジンはフィルム面が不安定で使えるまで長い間かかりました。(結局単に前オーナーが落下させたかアパーチャー付近が変形していただけ)
多くの人が絶賛する魚眼レンズ、Arsat30/3.5(名称違いZodiac)もそうで、キエフ88スクリューを2本、キエフ60P6マウント1本の3本を試しましたがどれも素晴らしい写りでした。
他にお勧めできるレンズは、小型軽量中望遠、Vega120mmf2.8です。
Vega名ですので、構成はBiometarです。
明らかなライバルは東独Pentacon6用Biometar120/2.8で、定評あるレンズです。
Vega120の全長はB120の半分ほどに小型化されており、標準レンズとかわりません。
性能はきわめて端正で、少なくともB120には劣らないと思います。
マクロ画像を示しますが、同倍率のS-Planar120/4にも負けないと思いました。
Kiev88, Vega120/2.8, f4、中間リング
PENTACON sixの予備機として探していたところ、たまたまYAHOOのオークションに出ていた物を落札しました。
前のオーナーは以前KIEV JAPANを運営されていたケビンさんです。
KIEV JAPANのHPのトップを飾っていた個体だそうです。
状態のいい物は少ないとか聞きますが、私の場合は最初の個体ですこぶる快調です。
内部構造で改良化されているらしいですが、外からうかがい知る事はできませんので
外観でわかる点は以下の通り。
・布幕シャッター
・KIEV 60マウント(スピゴットマウント)
・レリーズボタン位置変更
・クランク付き巻き上げノブ
・新型フィルムバック
・スポット付きTTLプリズムファインダー
・シャッター
動作音は旧型と変わらず。
シャッター幕が動作した後でも内部で何かグルグル回転している?
・マント
KIEV60マウントになった事でレンズの選択肢は増えました。
P6・EXAKTA 66・アダプター経由で旧KIEV 88スクリューマウント ハッセル1600/1000Fマウント
サリュートの半自動絞りのレンズは使えななかった?
元のベースとなった88のボディでは60の様なスピゴットリングでは干渉を起こす為でしょうか
リング部分はボディ側に食い込み、操作用のつまみが一か所飛び出しています。
操作性に関しては特に問題なし。
・レリーズボタン
マウントの変更の影響なのか、ボディー側面にせり出した配置となりました。
これは少々使い勝手がよくありませんが、ある程度使えば慣れてきます。
・巻き上げノブ
折角クランクが付いていますが、巻き上げは滑らかではないので使い道は疑問が残ります。
・フィルムバック
NT型フィルムバック 使用方法はハッセルの物とほぼ同じ
背面に引き蓋を収納するポケットがありますが、素直に入らないのは困りまのです。
更に困るのは、カメラに装着した状態で引き蓋を引き抜くのはスムーズですが
入れるときはなかなか入らない事です。
これ本当に入るの?と思わずにはいられません。
・スポット付きTTL45°プリズムファインダー
これは中々使いやすいく、デザインも洒落ています。
何よりも明るく見やすい為、ブロニカ用に改造品も作りました。
ちなみに隣の黒い個体は冗談で作った銘板を張り付けたフェイクキエフ KIEV 500CMです。
カメラ屋の店員さんでもKIEVである事に全くの疑いを持ちませんでした。
その昔、デザインの盗用でブロニカが訴えられたのは何だったのでしょう?
KIEV 88CMではよくある事らしいですが、ウェストレベファインダーのルーペの視度が合わない事です。
ハッセルの物を流用するのも一つの手段ですが、私の場合は派手な張皮のも問題で交換がためらわれます。
そんな時にKIEV使いの知り合いから有用な情報を教えてもらいました。
ルーペを少し押し下げた状態で止めればいいのです。
丁度良い所で止まる様にウレタン製のスポンジゴム(両面テープ付き)の小片を張り付けてました。
非常に簡単な方法で、お勧めです。
皆さん銀塩機から撤退する中で、飽きもせず使い続けているとだんだんと
周囲から押し寄せて来て、売れないカメラのサルガッソーとなっています。
登場はKIEV 88CMが出る前なのでしょうか?
スクリューマウントの88をベースに改良された個体との触れ込みでした。
少なくとも私の手元の個体は一応動いて支障なく写真を撮る事はができますが
操作性は何ともギクシャクしていて件の赤い88CMに大きく劣ります。
同時に使うと、KIEV 88CMが何とも頼りがいがある名機に錯覚出来る程です。
最大の違いはレンズマウントです。
88CMはスピゴットマウントですが、HARTBLEI 1006Mでは、レンズ側を回転させるバヨネット式になっています。
もとになった88ボディ寸法とフランジバック寸法の絡みでバヨネットリングが干渉して使えなかったからでしょう。
ただし、これは後の88CMの方が優れています。
延々と続いてきたKIEVファミリーの中では過渡期のカメラとの位置づけでしょう。
ちゃんと動くならそれで満足ですが、これらは1個体だけで判断できないのが難しいいところです。
ソビエトカメラの個体差は、後年の修理が入っているのも含め結構大きい印象で、日頃から快適に使いたい欲求が大きいです。好調の個体はとても羨ましいです。
ご提示のHartbleiを見ると、私の回転ロックP6マウント布幕シャッターのKiv88はHartblei由来の可能性がありますね。
クランク廻りもそっくりです。ご指摘同様にクランク操作感はよくありませんのでノブとして使うことが多いです。
私の個体は側面のレリーズホールはありません。クランクと反対側の側面中央にシンクロ接点、側面上方にホットシューとその直下にレンズロック解除ボタンという構成です。
回転ロックはガタが大きいけど実用的には問題を感じていません。ただしキエフスクリューをP6に変換するアダプターは装着出来ず、スピゴットの88CMが欲しいところです。
私の変換アダプタは、一応サリュートセミ自動絞りレンズも引っかかりつつ装着でき、スピゴットのマミヤ645アダプターなら装着可能ですから多分88CMでも行けると想像しています。
ハッセル1000FレンズもマミヤM645アダプタなら付けられますが、88ボディでどうなるかは検証できておらず、謎です。
マガジンは基本的にハッセルブラッドとの互換性はないと思っていますが、私のP6マウントKiev88はハッセルのA12,A24を使うことができ、特に220が使えるようになり有り難い。
ウクライナ製220マガジンはあるようですが、NTではないようで手を出しませんでした。
ケヴィン様にはNTマガジン5個を試させて頂き、好調な2個を選別できて深く感謝しています。今サリュートで撮影出来るのはケヴィン様のお陰です。
深いお話をありがとうございます。
フェイクキエフ、笑いました。逆も可能なんですね...
アイレスフレックスは、ヤルー光学を前身に持つアイレス写真機製作所が1950年代前半に発売した中判二眼レフで、1950年代後半に35mmコンパクトカメラに主軸を移すまでの主力商品でした。搭載するシャッターやレンズの種類などによってかなりのバリエーションがありますが、基本的にはローライコードやローライフレックス・スタンダードに範をとった標準的な二眼レフカメラで、よくも悪くもニッコールレンズ搭載モデルが存在することが最大の話題となりがちな二眼レフカメラです。
搭載されているシャッターには NKK, コパル、セイコーシャなどがあり,レンズにはエクセレシーアー(トリプレット),ズイコー,ニッコール(ともにテッサー型)などのほか、後期には自社ブランドのコラールなどが搭載されています。ボディとしては、レンズ周りの形状(ローライR1互換のバヨネットマウントの有無)やファインダの構造などに変化がありますが,もっとも大きい違いは巻き上げ方式でしょう。すなわちローライコード式のノブ巻き上げのほか、後期にはクランク式でシャッターチャージと連動する(セルフコッキング式の)オートマット型が登場しています。
例によってシャッターとしては(構造や仕様がコンパー・ラピッドに対応する)セイコーシャ・ラピッドを搭載するモデルが最上位モデルで、これにはズイコー・コラール・ニッコールの3種類のレンズが設定されていました。またレンズとしてはニッコールを搭載したものが最上位モデルに位置づけられており、価格設定も飛び抜けて高価となっていました。ニッコールが搭載されているのは、セイコーシャ・ラピッドを搭載したZ型と、それをクランク巻き上げ・セルフコッキングにしたオートマット型の2モデルのみです。
米国では Sears から Tower ブランドで販売されたものもありますが、レンズ周りのバヨネットマウントが省略されるなどオリジナルモデルとは少し異なっています。
ニッコールレンズ搭載モデルしか所有していませんが、この1950年代前半のニッコールは、その後のガラスの種類の拡充や設計手法の発展(主に電子計算機)の恩恵は受けていないものの、極めて高い基準で製造・組み立て・検査がされています。レンジファインダーニコン用のレンズ群と同様にアイレスフレックスの写りもその例外ではなく、開放絞りでの描写も優れていますが、さらに絞るほどにキリキリと切れてくる鋭さのあるレンズです。
ダイカストの厚みがどうしても当時の日本は強度を保ったまま薄く出来ず、同クラスの海外製と較べて重いらしいのですが、一台だけ使っている分にはまず実感できません。アクセサリはBay1世界共通。というのも値段が安いのでアイレスオリジナルのキャップが付属していなかったため潤沢なローライのを流用でき助かりました。
写真工業を読むとアイレスはブエノスアイレスから取ったとか。ヤルーにしても海外の地名が好きな社長さんですね。
さてこのニッコールQ.C7.5cm、日浦様ご解説の通り大変尖鋭なレンズなのは間違いありません。
私が最初にテストした時、最短距離で開放から四隅まで完璧に解像するのに驚愕しました。テッサー型として異例なほどで、他のTLR4枚玉と較べて群を抜いています。中心から中間画角までは優秀なレンズは多いのですが、四隅まで心配りされたレンズはまれです。
実は私のニッコールは8枚玉のスペシャルですからこれほど周辺が良いのでしょう。(笑)
ブロニカのLS105mmF3.5との違いが気になります。
アイレスフレックスz、ズイコー付きのジャンク、後期型を手に入れた。
私、別に、ニッコール付きの初期型を持っている。
アイレスの製造Noは、裏蓋を開けた、底面にある。11は51年1月
311は53年11月製造である。
ニッコールレンズの供給がままならない為、急遽ズイコーレンズを導入。
従って、ニッコール付と、ズイコー付き。本体側はほぼ同じ。
違いは、ニッコール付きのビューレンズがF3,2付であるのに対し、
ズイコー付きはF3,5のテイクレンズと同じである点。
因みに、コラールレンズ付きは、量産型。本体側の作りも少し簡易化に。
初期型と後期型の違い。初期型はアイレスカメラ表示がビューレンズの下。セイコウシャラビットがテイクレンズの下。
後期型は逆。セイコウシャラビットがビューレンズの下。アイレスカメラがテイクレンズの下。
後期型は、ファインダー部が違う。オートマットと同じものが付いている。
上蓋にアイレスマーク。開くのは後ろのロックを外す。
ルーペ。初期型はそのまま持ち上げるが、後期型は、枠付き、ロックピン固定。
キャップ。初期型は、真ん中にロックノブ。後期型はテイクレンズ部分のねじ込み固定(此れも、オートマットと同じ)
私の個体。2160円のジャンク。少し拭き傷があるが、ズイコーの持病、白濁は無い。
シャッターに少し粘りが有ったが、ジッポオイルを垂らすと、問題なし。
問題はルーペ。固定の為のロックノブが欠落(本来の構造が不明の為、固定できない)
取り合えず、ニッコール付きの為に作った、フルネルを落とし込む。
百均の拡大ルーペを削り出したものであるが、サイズが同じなので問題ない。
今整備中。レンズ以外開いたが、本体側は、ニッコール付きと、差が見つからない。
比較試写してみたいが、ブローニー2本焼くと、本体価格を超えそう?
おいそれと、試写もできない時代に成ってしまった。
一応組み上げたが、ファインダー部、見えが悪い。問題点は3か所。
1、ビューレンズ。裏玉が少し白濁。
2、ミラーが劣化。
3、ルーペの着脱、固定ピンが欠品。
ビューレンズ。撮影には直接関係が無い。迷わず、時計用のAAAで、裏玉を削った。
ミラー。百均のプラスチック鏡を切り出し、交換。
シャッターは、少し粘っていた。ジッポオイルを垂らし、掃除。
フォーカシング。此れも粘りが有った。フルートのキーオイルを垂らすとスムーズになった。
ニッコール付きの方は、長野氏の所で、OHしている。此方を参考に整備。やはり構造は、ほぼ同じ。
問題は、ルーペの着脱、固定。部品が欠損している。更に、ニッコール付きは初期型。ファインダー部の構造が違う。
取り合えず、ゼムピンを改造して、ルーペを固定できるようにした。
上蓋が固定できないので、透視ファインダーとしては使えない。
テイクレンズは掃除したのみ。
PS)後期型をお持ちの方。ルーペの着脱、固定部品の構造を教えてください。出来るなら、参考にして、自作しようと思います。
(「お買い物ブログ」などというURLを貼られていたので削除しました。純粋に写真機の話題でお楽しみになってください。れんずまにあ注記)
当初、Zは上級機として、ズイコーレンズ装着を考えていた。
その後、国産最上級機を目指し、ニッコールレンズを導入になる。
ニッコールレンズ導入に当たり、ニコンから、ニコン基準での組み上げが要求された。
51年9月。ニッコール付き。42000円。私の個体、厳密には中期型。初期型には、パララックス補正装置が付いている(れんずまにあ様の個体)
Zの銘盤。アンダーラインの付いた、アイレスフレックス表記。
最初期型は、U型と同じアンダーラインの無いものがある。
52年6月。ニッコールレンズの供給不足から、当初予定していた、ズイコーレンズを導入。36000円。
63年7月。後期型に変化。コーラル付き。30000円。
昭和光機のレンズ部門がアイレス傘下に。これで、自社製のコーラルレンズが付く。
後期型にも、ニッコール付き、ズイコー付き(私の個体)がある。
後期型は、主にファインダー部を改良。後のオートマットの原型。
54年4月。オートマット発売。ニッコール付き43000円、ズイコー付き34000円。
この時点で、ニッコール、ズイコーレンズはオートマットがメインに。
コーラル付きZは、オートマットの普及品として残る。
これが最終型Z。銘板がオートマットと同じで、オートマット記載の部分が、フレックス記載に成っている。X,M接点付きもある。
注)IN上で、オートマット型銘板、MX接点が付いた、ニッコール付きを見かけたことがある。ニッコール、ズイコーレンズのオートマットへの移行は、段階的なものと思う。詳しい資料、検索できない。
ニッコール付きに関しては、Z、オートマット共に、日浦様が詳細にレポートしている。
それ以外の物を、補足しました。
クラカメ市で面白いものを見つけました。
安かったのつい手が出てしまったものです。
35mm Kodachrome Adapter for Kodak Precision Enlarger and Kodak Recomar
どうやらスライドコピアのような使い方をEnlargerでするためのようです。
eBayでも状態が良いさそうなものが70ドルくらいで流通しているようです。
それで、なんとなくセンチュリーグラフィックにつくような。。。
どういった目的で造られたのか想像しかできませんが、当時はスライド映写で楽しむことが流行っていたはずですから、何らかの光学系を介してデュープを行うものではないでしょうか。
或いは、インターネガを..いやコダクロームですからそれはないか。
XLのグラフロックバックアダプタは割に自由度が高くてグラフロック規格ホルダーを幅広く受け入れられるのですが、
センチュリーでは無理な理由はなんでしょう。
もしかしたら、センチュリーのホルダ固定爪をワッシャーで浮かせば固定できませんか。
ただし、爪の指掛け突起につっかえてしまう?
ホースマンならいけるかもしれませんよ。
どういう目的で使うのかは、ちょっと只今思いつきませんが...
私もこの装置の本来の目的はさっぱりです。
下駄をはかせることでセンチュリーに取り付けることが可能であること。これは確認できました。
XLはフランジバックが固定されてますので、何の目的でこれを使っていたのか謎です。
135フィルムであおったり、シフトしたりを楽しめるのがオツかもとは思ってます。
が。。。135ですからねえ。ちょっと小さい過ぎです。
ミラーなど介さずレンズからの光線を直接すりガラスで見るというところは、ちょっとした魅力かと思います。
1910〜1930年ごろはまだ乾板やシートフィルムが使われており,それに適した汎用カメラとして「ハンドカメラ」または「プレートカメラ」のように言われる箱型・レール引き出し式が多く作られていました.その中でこのアヴス(アブス,avus)はフォクトレンダーの中ではベルクハイル(bergheil)とヴァーグ(vag)の中間に位置する中級機で,ベルクハイル(後期型)のようにレンズ交換は出来ませんが,上下左右のシフトができて撮影の点では大きく変わらないモデルです.
ベルクハイルにはヘリアーのついたものが多いのですが,アヴスには一般にスコパーが付いています.6.5x9cm(大名刺判),9x12cm, 10x15cm の3種類の大きさのものがあったようですが,これは最も小さいタイプで,レンズは普通 10.5cm F4.5 などが付いています.
これらのカメラはシートフィルムのホルダーなどを使って撮影することが前提ですが,そこにはめ込める Patent Rollex などの汎用ロールフィルムホルダーを使えば 120 フィルムでの撮影が可能です.ティルト・スイングはできませんが,ピントグラスで精密にピント合わせし,等倍付近までの近接撮影が出来ますし,そういう撮影が出来るカメラとしては最小構成かと思います.
今回はそのようなキッチリした撮影ができる機材として使いたかったことと,標準のスコパーやヘリアーよりもシフト時の均一性を求めて,元の状態に戻せるという前提の作業により,リンホフ用のコンバーチブル・ジンマー 105mm F5.6 を取り付けてみました.コンバーチブル・ジンマーは前玉を外すと望遠レンズ(このレンズの場合は 185mm F12 のレンズ)としても使えるという触れ込みのレンズで,その際はソフトレンズ的な効果があるとされています.
このアヴスに付いているレンズは0判シャッターかと思っていたのですが,よく見てみるとボードの穴が0番の穴よりも小さく,約30mmでした.つまり0判と00番の中間ぐらいの直径です.リンホフ用コンバーチブル・ジンマーは00番のシャッターですのでボディに手を加えることなく装着が出来ますが,穴が大きすぎるために絞りがうまく動くように取り付けるには,シムを薄板から切り出すなどいろいろな工作が必要でしたが,結果的に写真のようにうまく取り付けることができ,蓋も閉まります.古いレンズは全長が極めて短く,この手のカメラもそのようなレンズを前提にしているので,ホースマンやセンチュリーグラフィックなどの 105mm レンズは見るからに無理ですが,このジンマーは00判シャッターに収まっていることもあって小さく,なんとか蓋に干渉せず畳めますし,後ろ玉もピントグラスまでにいくらか余裕があります.テッサー型・ヘリアー型よりも包括角度の広いレンズで薄型のものは,ダゴール,アンギュロン(スーパーでないもの),アーターぐらいになりますが,フィルタ枠が突出していて付きそうなものはあまりなく,このレンズ以外でうまく付く組み合わせはなかなかないかもしれません.
このあたりのフォールディングプレートカメラのスペース効率は驚異的で、レンズ交換が可能であればピントグラスの有利さでどんな焦点距離でも対応出来て最高でしょう。
このジンマーは00ですか!そんなのがあるんだ。性能は最高ですしアオリにも余裕で対応出来るでしょう。
広角系で入手しやすいのはAngulon65/6.8でしょうね。
リンホフ用00ならかなり薄型のがありますが、収納可能かどうかはわかりません。
DagorタイプでVoigdlanderに拘るならば、75mmクラスのColinear辺りがあればよいでしょうが単体では珍品かも。
渉猟するのも楽しみでしょう。
四半スコパーの描写は、尖鋭度は程々ながらよく整っていて、4.5テッサータイプに共通する印象です。好みのかたもおおいのではないでしょうか。
それに較べてジンマーは恐ろしいほどの切れです。これはこれで個性というべきでしょう。蛇腹の伸びも充分でしょうから前玉外しでもいけるはず。
以前#0の初代ジンマー100/5.6を所持していましたが前玉外しはほとんど試さず手放してしまいました。
手元の150、180を後玉だけでテストしてみると、確かに相当ソフトになり、f32まで絞り込まないとシャープネスは望めないと判断しましたが、欠点ではなくソフト効果と見れば、納得出来ました。
ダブルアナスチグマートでの性能を第一義にしたジンマーに対し、ダゴールは前後群単体でもある程度収差を補正していると聞き及び、後玉だけにしてみたら、やはりf32〜45でなければ尖鋭とは言えません。DagorタイプはAngulonを除いてダブルで使う通常構成でも開放ではソフトなので、当時の性能はそういうものかと。AngulonはDagor特にGolden dotと較べて人気がありませんが、165mmを使ってみて開放から尖鋭なのに吃驚しました。
もともとベルクハイルを漁っていたのですが,やはり状態の良い物はなかなか高価でして,アヴスに行きましたがこれはこれでよかったのかなあと思っています.よく見るとほかの同時期のシャッターは取り付け穴が同じ約 30mm で(エンサインのカーバインなんかそうです),規格化がまだされていなかったのでしょうか?またベルクハイルのマウント(変な形の金属板)の内径もきっとこの径なのでしょうけれど,そのマウントを外した穴の径はどれぐらいなんだろう,とかいろいろ気になっていますが,考えないことにします..
仰るとおりスコパーは使った感じ,カーバインの 105mm F4.5 テッサーに似た感じで,どちらも優れたレンズと思いました.
今回は距離指標をそのまま活用しようと 105mm にしたのですが,広角も魅力的です.ベッドダウンができないので,あまり焦点距離が短いとベッド先端が映り込むかもしれませんが,65mm だと大丈夫かな,と想像します.少しライズするとまず問題ないでしょうし.前玉外しも興味があったのですが,ついうっかりしていて試写し忘れました.次回の課題といたします..蛇腹は20cm 以上まで伸びるので,遠景ではまったく問題ないですが,ポートレートはきついかなと思います.伸ばしすぎて蛇腹が破れても困りますし...
まだもう少し説明を追加するかも,ですが,サイトのほうにもほかの作例を含めて載せました.
http://nikomat.org/priv/camera/avus/index.html