ポツダム

 

 

 

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日独二国間の学術交流振興のため,ドイツはポツダムへ赴いた.

現地では落ち着いた風情のホテルで,普段はあまり触れないような分野の研究についても活発な議論を交わし,とても知的興奮に満ちたイベントだった.食事を含めた全てが主催者により提供され,ホスピタリティの面でも申し分のないものだったが,そのかわり,スケジュールは全く自由にならず,いわゆる缶詰であった.幸い,歩いてすぐの距離に,とても美しい庭園と宮殿「サンスーシ宮殿」があり,早朝と昼休みに散歩がてら撮影する時間をとることが出来た.

サンスーシ宮殿はポツダム・ベルリン界隈の宮殿・公園全体として世界遺産に登録されており,フリードリヒ2世の夏の離宮および居城として用いられたそうだ.しかし,やたらに広い!反対側まで 2km ほどはあり,ぐるっと歩いて回るだけで1時間ではきかないほどの広さである.宮殿が立てられた丘など,いろいろなものが想像以上に巨大なため,見た目には近そうに思えるのに,歩いていってもなかなか着かないという,スケール感覚が狂わされるということもあった.2枚目の写真には人物が写っているのだが,おわかりだろうか.昼休みに行ったときなどは,午後の開始に間に合わせようと帰りに近道をしたところ,迷いかけて焦ったりもした.最後には走ったので,なんとか間に合ったが..

庭園はよく整備されているものの,ドイツの11月中旬という,既に冬の足音を感じる時期だったため,少し寂れた風情もあった.しかし,それがまたよかったように思う.こういう庭園にいつでも歩いていけるところに住んだら,それだけで豊かな生活が送れる,そんなふうにも思った.実際には,権力者による圧政の歴史なくしてはあり得ないものなのだろうけど..

最近はこの,折りたたみ式の GS645 の出番が多い.ほかにもいろいろな折りたたみ式中判カメラを使っているが,やはり海外出張となると1本のフィルムで15コマ撮影できるこのカメラの出番が増えがちになる.前回のドイツ出張もこのカメラだった.

 

Fujifilm FUJICA GS645 Professional, EBC FUJINON S 75mm F3.4
Fujifilm Neopan ACROS,シュテックラー改処方(中川式)

(upload : Aug., 2011.)