京都国際会館

 

 

 


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とあるシンポジウムに参加した。このシンポジウムではここ3年間、実行委員長などの役割があったので、今年は久々に単なる「1参加者」として参加だった。31年前、初めてこのシンポジウムに参加したときは参加者149人全員が研修所のようなところに泊まる合宿スタイルだった。それが今回は参加者数も発表件数も約10倍になり、COP3の京都議定書採択で名を馳せた、こんな大きな会場で開催できるようになったことに感慨を覚えた。

ふつう、出張というと都市部や大学などの無機質なビルへ行くことが多いが、さすがの国立京都国際会館は広い土地にゆったりと作られており、建物も色合いこそ地味なものの、見れば見るほど凝った建築になっている。角度を揃えられた、斜めの部材が繰り返し用いられている内外観は京都的と言うよりも、白川郷の合掌造りか、伊勢か出雲の神道系の建築のようで、しかし近未来的な力強さもあるこの建物は、ウルトラマン(ウルトラセブン)に地球防衛軍の基地としても登場したことがあるらしい。全体に灰色のためカラーでは地味な印象だが、モノクロ写真では陰影が映える建物だ。

ニコン Zoom 310 QD (メタルズーム)は、やはりよく映る。ピントや露出も正確で、破綻のないシャープなレンズは、端的に言って、とても歩留まりが良い。レンズ枚数の少なさゆえの抜けの良さも感じる。いろんなカメラを持っているのに、こんなに安くで入手したカメラが一軍の戦力になるのは癪なところがあるし、世間でも特に高く評価されているわけでもないが(そもそも情報がほとんどない)、いいものはいい、としか言いようがない。

Nikon Zoom 310 QD(メタルズーム)35-70mm F3.5-6.5
KENTMERE PAN 400, シュテックラー改処方(中川式)

(upload : Jul., 2025.)

 

 


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