S3-2000 ブライトフレームの検証


公称画角 38mm 相当のデジタルカメラ(縦横3:4)で撮影(ノートリミング)

瞳径が小さくレンズ先端に近い、単焦点レンズの装着されたデジタルカメラを用いて撮影しましたが、 それでもあまりアイピースの直近にレンズをおくことができず、35mm フレームをちゃんと撮影するのは 難しいものがあります。

この画像では、35mm フレームの上下は画面内に入っているものの、左右方向は、 デジタルカメラの画角より広いように見えます。
(下の、左端フレームの撮影例参照)
それを見越して、フレーム枠のおおよその画素数を測ってみたところ以下のようになりました。
(上の画像は縦・横 1/4 に縮小)

フレーム画素数50mm 基準で再計算
35mm1380x9201385x929
50mm970x650 ----
105mm455x305462x310

ということで、それぞれの比は小さく、結構、正確だと思われます。

ちなみに、38mm 相当というデジタルカメラの公称画角(対角線画角)が正しいとすると、 画像サイズ(1360x1024)から計算した視野率はそれぞれ、
フレーム横視野率縦視野率
35mm90%90%
50mm90%91%
105mm89%89%
となります。これも誤差の範囲で、ほぼどれも 90% で一致するのではないかと思います。



別のデジタルカメラ(縦横3:4)で撮影(左端のフレームの形状の確認用)

左下に 35mm 用のパララックス補正マークがあります。すべてのフレームに同様の 補正マークがあります。
フレームの色収差が大きいように見えますが、実際にはフレームは視野の周辺部であり、通常は 気になることはありません。またデジタルカメラと眼球の位置の差もあると思います。