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投稿1749 | ■ゲルツAMとダゴール れんずまにあ 2016/3/31(木)19:42

CLPOさん、レチナ復活おめでとうございます。きっと素晴らしい写真が撮れますよ!

レチナIは5cmf3.5装備のライカやコンタックスと同じ働きが出来てより軽快というところが素晴らしい。
ウチには010がありまして、そういえば最近使っていない...

> ダゴール! 欲しいんですよ。ベルリンダゴールとアメリカンダゴール(というものがあるんですね)は、何がどう違うのでしょう。。。

元々C.P.ゲルツのアメリカ支社が、本国の本社がツァイスイコンに統合された後も存続し、ダゴールを作り続けたわけです。
本社のダゴールはベルリン産なのですが、途中でツァイス銘になり、消滅します。
ゲルツアメリカンオプチカル(C.P.Goerz A.M.)銘はコーティングされたゴールデンリムタイプからゴールデンドットになり、最後はシュナイダーに吸収されました。
末期ゴールデンドットダゴール(GDD)はシュナイダー銘のがあります。そのまた最後はスイス製です。

さて6枚2群対称型という構成で空気との境界が4つしかありませんので抜けが良い写りとされています。
コートされた戦後はさらにコントラストが上がります。(今のレンズと較べたら温和しいですが)

これを嫌ってノンコートのベルリンがよいとする大判愛好家も居られます。直接話を聞いたところ金点は女性の髪が針金だがベルリンは柔らかに表現されるとか。
私は風景派なのでGDDや戦後ツァイスのコーテッドを求めていましたが、そんなの全然ダメだと言われました(笑

描写は一言では言いにくいのですがフォーマットにより印象が変わる経験をしました。
例えばGDD210mmf6.8(8,1/4in)を4x5や6x8で使うと開放から非常に尖鋭で高コントラストに感じましたが、最近24x36相当のデジタルを大判バックに付けてシフトしつつ撮ると開放付近では中心でもかなりフレアが乗り解像も不十分、1-2絞りでコントラストがすっと立ち上がることがわかりました。f11では4x5の四隅でも相当尖鋭です。210mmはバイテンを開放から軽々カバーするので、その辺も確認してみたいですね。
進歩したジンマーでは当然ですが、ダゴールとほぼ同じ構成のアンギュロンでも開放からほぼ満足するコントラストが出ますので、ダゴールの収差補正はやはり古いのだろうと思います。大判風景で開放なんて使う機会ありませんが。

ダゴールの美点は小型なのに包括角度が非常に大きいことで、f6.8タイプでも絞れば180mmクラスで軽々バイテンをカバー、f8〜f9広角タイプでは100度近い包括角度があります。ジンマーでバイテンは210が必要、120mm以上のスーパーアンギュロンは嵩張ることを思うと荷物重量の節約が明らかです。

米国人はゲルツAMの製品に大変誇りを持っているようで、今も高値維持です。
他にマクロ製版用Red dot Artarは4群4枚というプリミティブな構成で人気があります。先日105mmf9に目を付けていたら即座にさらわれました。
Blue dot Trigorてのもありますね。友人が使っています。
いずれも簡単な構成で開放は甘いですが絞り甲斐がある印象で、大判では有効なのではないでしょうか。


> 2415とか103とかもう良いフィルムがないですね。汗

おっ、私テクニカルパンは時に風景に使いましたが、天体には使った事がないのです。ましてや103aとか水素増感とか憧れましたが全く経験がありません。
テクニカルパン同等のローライオルソってまだ入手可能なんでしょうか...

> 大型の光学機器のエンジニア

それは凄いです。
私など素人が知ったかぶりをしていると怒られてしまいます。ご容赦ください。

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