ナガオカウッディ45W

ナガオカウッディ45W

設計発売 長岡製作所 発売年不詳(書物などで検索中)。
標準価格 88,000円
木製超軽量の超広角専用機。(フォトックス6789ワイド のスレッドで紹介しましたが、改めて単独で提示します。)

サイズ21 x 21 x 15cm、重量850g
他の長岡製木製大判(暗箱)カメラと同じく朱利桜材を使った蛇腹機。アオリを前板のスライドに限定している。

4x5インチのスプリングバック専用でグラフロックは使えない。一般的暗箱のスプリングバックと同じなので、
差込型のロールホルダーであってもトヨやジナーなど、シートホルダーより著しく分厚いと挿入が難しい。
 (例外:カンボロールホルダーは他社より薄く、挿入可能。おそらくリンホフラピッドロレックスもいけるだろう)

ピントグラスは露出しており、バックのフードはないため冠布が必要。縦横はバックを差し替え。

バックアオリはなく、フロントスタンダードは平行移動のみ、ライズ20mm、フォール20mm、シフト15mm)
フランジバック6.5cm〜15cm
標準はテヒニカ45ボード仕様。トヨフィールドボード仕様もある。
焦点は右手側ラックピニオン、左手側ロックネジ。

平ボードで65mm、凹みボードで多分55mmから無限が来る。
望遠側は平ボードで150mmまで使えるが、ほとんど近距離が合わないので実用的には125mmあたりが適当と思う。
前板が上下左右にスライドし、ティルトスイングはなくストレート蛇腹のみ。

れんずまにあ 2022/06/16(Thu) 21:10 No.1994
Re: ナガオカウッディ45W
セットアップはフォーカシングだけなので非常に迅速。
冠布が必要なのはクラシックだが、超広角で周辺の焦点をルーペで見るためには斜めから光軸方向を観察する必要があるため、ピントフードがあっても端が見えないことになり、却って焦点板周辺がフラットな当機種は合理的。
ただカメラの厚みが薄いので冠布を引っ掛けにくい。どこかにクリップで固定したほうが楽だが、今度は三脚ごとひっかけ倒さないよう注意が必要か。

4x5の超広角は焦点距離が長いため、ティルトがないのは被写界深度コントロールに不利で、絞り込みによる被写界深度確保を取らざるを得ないが、動体を止めることは難しくなる。具体的には被写体ブレを防ぐため風読みが必要になる。

れんずまにあ 2022/06/16(Thu) 21:12 No.1995
Re: ナガオカウッディ45W
リンホフテヒニカやスピグラ、トヨフィールドなどのテクニカルカメラでは、広角で使いやすいのは90mm程度までで、75mm以下は
かなり無理をして使うことになる。例えばベッドダウンが必要であったり、フォーカシングに専用デバイスを要したり、前板アオリが制限されたり。

そのためか、4x5において65から75mmでは一般には重量級ビューカメラの領域だが、ウッディ45はフィールドでフットワーク良く超広角を活用できる有力な選択肢である。

150mmより長焦点には延長ボードで使用可能ではあるが、この機種だけで全ての被写体に対応するよりも、一般テクニカルカメラのサブカメラとして考えたほうがよいと思う。多分テクニカルで75mm以下を使うよりはるかに快適。
広角範囲を想定した撮影の場合、実際に使用してみると、圧倒的に便利で短時間に撮影が完了する。

画像:作品としては大失敗ですが、65mmで目一杯20mmライズしても全くけられていないことを示します。
ナガオカ45W, ニッコールSW65/4, f22, 1/4, ネオパンSS

れんずまにあ 2022/06/16(Thu) 21:14 No.1996
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