ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:40 No.2396
Welta Perfekta
製造:Welta Kamrawerk
製造年:1934-39
形式:6x6 二眼レフ,クラップ型フォールディング 120フィルム12枚撮り
ビューレンズ:Weltascope 7,5cm f3,8
テイキングレンズ:Xenar 7,5cm f3,8
シャッター:Compur Rapid 1/500-1,B, T
サイズ重量:160x60x63mm, 920g
折りたたみTLRとして有名な機種。
戦前中級のフォールディングカメラを多く供給していたウエルタカメラヴェルク製,(ナースマン様のウエルチニのスレッドをご参照ください)
フォーカシングスクリーン部分の前後長があるため最大幅9cmから6xmと全体としてそれほど薄く畳めるわけではありませんが、ボディの大部分はかなり薄くなります。
ミラーも同時に畳み込まれ、スクリーンも1cmほど前進して、大幅ではないものの収納に寄与しています。
正立位置では強固なXトラス構造で、2つのレンズの平行性や焦点面の精度は優秀です。


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:43 No.2397
テイキングレンズは私が見た大半はHugo Meyer GoerlitzのTrioplan7.5cmf3,5ですが、ネット検索してみると少数のCarlZeiss Jena Tessar 7,5cm f3.8、同f4,5およびSchneider Kreuznach Xenar 7,5cm f3,8があります。
興味深いことに、ビューレンズはほとんどがWelta自家ブランドのWeltascope 7x5cm f3.8で、f3,5のトリオプランと組み合わされているものもあり、焦点精度上問題jはないのかと思いますが、一部はビューレンズにもTrioplan 7,5cm f3,5が奢られている個体があり、ファインダーの見えにも影響するのではないかと思われます。
ファインダーレンズをf3.8に抑えたのは、ローライがテイキングレンズよりも明るいファインダーレンズを使う特許を押さえていたためだと考えられますが、一度画像で見たことがあるテッサーf4,5つきのファインダーはf3,8だったので、それはいいのか?と思いました。まあファインダーレンズがf4,5:というカメラはまた見たことがありませんが。
興味深いことに、ビューレンズはほとんどがWelta自家ブランドのWeltascope 7x5cm f3.8で、f3,5のトリオプランと組み合わされているものもあり、焦点精度上問題jはないのかと思いますが、一部はビューレンズにもTrioplan 7,5cm f3,5が奢られている個体があり、ファインダーの見えにも影響するのではないかと思われます。
ファインダーレンズをf3.8に抑えたのは、ローライがテイキングレンズよりも明るいファインダーレンズを使う特許を押さえていたためだと考えられますが、一度画像で見たことがあるテッサーf4,5つきのファインダーはf3,8だったので、それはいいのか?と思いました。まあファインダーレンズがf4,5:というカメラはまた見たことがありませんが。


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:45 No.2398
シャッター:初期はリムセットコンパー、1/300-1,B, T,切り替わったか併売かは不明ですが、コンパーラピート1/500-1,B, Tの個体も結構あります。
チャージは手動、レリーズも直接シャッターのレバーを押します。
折りたたみのため、フィルムホルダーとシャッター周りに何も連携はなく、二重露出防止もありません。
絞り値表示はテイキングレンズの先端にあります。
またシャッター速度はシャッター外周、上から見ることができます。
フォーカシングは左手側のヘリコイドノブを120度ほど回転させます。最短は1.5mと、フォールディングカメラとしては標準的ですがTLRではかなり遠い部類。近接撮影アクセサリは見たことがありません。
距離指標は、Perfekta銘板のところに上から見るようになっていて、フィルムカウンター窓も上にあるため撮影情報は上からすべて確認できます。
チャージは手動、レリーズも直接シャッターのレバーを押します。
折りたたみのため、フィルムホルダーとシャッター周りに何も連携はなく、二重露出防止もありません。
絞り値表示はテイキングレンズの先端にあります。
またシャッター速度はシャッター外周、上から見ることができます。
フォーカシングは左手側のヘリコイドノブを120度ほど回転させます。最短は1.5mと、フォールディングカメラとしては標準的ですがTLRではかなり遠い部類。近接撮影アクセサリは見たことがありません。
距離指標は、Perfekta銘板のところに上から見るようになっていて、フィルムカウンター窓も上にあるため撮影情報は上からすべて確認できます。


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:48 No.2399
ホルダ右手側に巻き上げノブ、左手側にカウンターがあり自動巻き止めになっています。
巻き上げは6x9窓に1を出し、カウンターセット後は6cmずつ進み、12枚取り切るとカウンターリセットされます。(カウンターダイヤルA空送り;Eカウント開始)
フィルム給走側直後にローラーがあり、フィルム進行を検知しカウンターを回します。
私の個体はこのカウンター/巻き止め歯車部品が取り除かれており、ジャンクでした。
ローライスタンダード初期型は120フィルムで1を出すための6x9用赤窓に加えて、116フィルム用の6x6窓があるため現代の120フィルムなら赤窓でフィルム送りができますが、ペルフェクタは120専用で116フィルムを考慮していないため、6x9窓しかありません。
裏紙印刷ナンバーを確認してみましたところ、そのまま赤窓で12枚撮影することは不可能とわかりましたので、裏紙に6x6用ナンバーを書き直して12枚撮影可能にしましたが、いちいち巻き替える必要があるのでちょっと手間です。
巻き上げは6x9窓に1を出し、カウンターセット後は6cmずつ進み、12枚取り切るとカウンターリセットされます。(カウンターダイヤルA空送り;Eカウント開始)
フィルム給走側直後にローラーがあり、フィルム進行を検知しカウンターを回します。
私の個体はこのカウンター/巻き止め歯車部品が取り除かれており、ジャンクでした。
ローライスタンダード初期型は120フィルムで1を出すための6x9用赤窓に加えて、116フィルム用の6x6窓があるため現代の120フィルムなら赤窓でフィルム送りができますが、ペルフェクタは120専用で116フィルムを考慮していないため、6x9窓しかありません。
裏紙印刷ナンバーを確認してみましたところ、そのまま赤窓で12枚撮影することは不可能とわかりましたので、裏紙に6x6用ナンバーを書き直して12枚撮影可能にしましたが、いちいち巻き替える必要があるのでちょっと手間です。


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:49 No.2400
フィルムホルダ部分は、フォールディングカメラ同様に折り曲げ部分がなくほぼ直線送りで、平面性は一般的TLRよりも有利なのではないかと思います。
さらに、巻き上げ側がミラーを避けるためすこし背面に湾曲しており、優秀な平面性で有名なマミヤプレス用フィルムホルダとはからずも似た形状で、期待できそうです。
さらに、巻き上げ側がミラーを避けるためすこし背面に湾曲しており、優秀な平面性で有名なマミヤプレス用フィルムホルダとはからずも似た形状で、期待できそうです。


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:52 No.2401
クセナーのf3,8という開放f値ははじめてみました。シャッター径で規制され当初f3.8となったローライのテッサー7,5cmf3,8と同等品と思われ、水準以上の画質ですが、逆光ではだいぶフレアを拾い、コントラストが落ちてしまいます。
シャッターは変にリンクを介さず直接操作するため軽くレリーズでき、故障も少ないと思いますが、チャージレバーの位置がビューレンズに近いため指が邪魔され、丁寧に押し込まないと失敗しそうです。
シャッターは変にリンクを介さず直接操作するため軽くレリーズでき、故障も少ないと思いますが、チャージレバーの位置がビューレンズに近いため指が邪魔され、丁寧に押し込まないと失敗しそうです。


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:54 No.2402
撮影状態にするにはボディ右手側横巻き上げノブ下側の銀ボタンを押すとスプリングで勢いよく組み上がるため、フィルムが吸い出されないように手を添えて軟着陸させることを勧めます。
畳む時はレンズボード両側の2つの銀ボタンで前板を押し込みます。シャッターチャージ前後、フィルム巻き上げ前後関係なく操作できます。
畳む時はレンズボード両側の2つの銀ボタンで前板を押し込みます。シャッターチャージ前後、フィルム巻き上げ前後関係なく操作できます。


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 16:55 No.2403
折りたたみ機構のためミラーボックスは完全暗黒にならず、脇から光が入り、屋外では角度によってファインダースクリーンがかなり見難くなります。
隙間を手で覆ってもさほど改善しないのは、元々暗いスクリーン、反射率が落ちたミラー、閉鎖されないルーペという、戦前TLRに共通する弱点をもっているからでしょう。
特に周辺像が確認しづらい場合があります。全く使えないというほどでもないので、取り合えず楽しんでみます。
さて戦後ラインメタル社から同名のPerfektaというベークライト簡易135カメラが出ています。検索で混同するかと思ったら、そっちはほぼ検索に掛かりません.
隙間を手で覆ってもさほど改善しないのは、元々暗いスクリーン、反射率が落ちたミラー、閉鎖されないルーペという、戦前TLRに共通する弱点をもっているからでしょう。
特に周辺像が確認しづらい場合があります。全く使えないというほどでもないので、取り合えず楽しんでみます。
さて戦後ラインメタル社から同名のPerfektaというベークライト簡易135カメラが出ています。検索で混同するかと思ったら、そっちはほぼ検索に掛かりません.


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/05(Sun) 17:01 No.2404


Re: ウェルタ ペルフェクタ(パーフェクタ)
れんずまにあ
2023/11/08(Wed) 22:49 No.2410
試写あがりました。
f8,1/100
イルフォードパンF+、EI50、D76(1:0)25度5分、
開放からf8くらいまで画面下1/3くらいが甘い、アウトフォーカスのよう。開放では上1/6くらいも少し甘いのはレンズの収差だと思いますが下は平行がとれていないかもしれません。f8では24インチモニタで見てようやく甘さを指摘できる程度に改善する(多分被写界深度で)ので、まあf11から16で撮影すれば問題ないでしょう。
戦前ノンコートレンズですから、逆光では盛大なフレアと、角度によりゴーストが出ます。でも多少コントラストが残っていて表現にもつかえる程度でしょうか。
順光では、クラシックとしては普通のコントラストです。
それと赤窓からの漏光が画面左上隅に出るコマがあり、まめに窓を閉じるか、赤窓に光を当てないよう注意すべきです。
これはテストでわざと厳しい条件でしたから、今後はクラシックを使うにあたって常識的な注意をします。
本来は1を出したら赤窓は蓋をするので、完動品なら問題にはならないでしょう。
本気の撮影には少し考えものですが、操作が楽しいカメラですので欠点をカバーするように使っていきたいと思います。
f8,1/100
イルフォードパンF+、EI50、D76(1:0)25度5分、
開放からf8くらいまで画面下1/3くらいが甘い、アウトフォーカスのよう。開放では上1/6くらいも少し甘いのはレンズの収差だと思いますが下は平行がとれていないかもしれません。f8では24インチモニタで見てようやく甘さを指摘できる程度に改善する(多分被写界深度で)ので、まあf11から16で撮影すれば問題ないでしょう。
戦前ノンコートレンズですから、逆光では盛大なフレアと、角度によりゴーストが出ます。でも多少コントラストが残っていて表現にもつかえる程度でしょうか。
順光では、クラシックとしては普通のコントラストです。
それと赤窓からの漏光が画面左上隅に出るコマがあり、まめに窓を閉じるか、赤窓に光を当てないよう注意すべきです。
これはテストでわざと厳しい条件でしたから、今後はクラシックを使うにあたって常識的な注意をします。
本来は1を出したら赤窓は蓋をするので、完動品なら問題にはならないでしょう。
本気の撮影には少し考えものですが、操作が楽しいカメラですので欠点をカバーするように使っていきたいと思います。

