Polaroid Land Pathfinder (model 110B)
1950年代に発売された、大判のロールフィルムを使うインスタントカメラ。
フィルム(タイプ42または47)が製造終了したため、タイプ100ポラホルダー用に改造したものも見かけられたが、それも今は入手できないので、4x5シートフィルム に対応する改造が主流になっている。
以前から自作される方はおられたが、かなり大掛かりな作業のため夢見る者は多いが手が出せない状態だった。
最近3Dプリンターを使った改造キットが登場し、敷居が低くなった。(Morten’s film and darkroom stuff ttps://film.kolve.org/darkroomdiy/polaroid-110-convert-to-4x5/ )
3種のモデルがある。共通してフォールディングベッドタイプ構造(ベッドを90度起こして、フロントスタンダードを引き出しレール上のストッパーの所で固定すると無限が出る)で、焦点距離127mmのテッサータイプレンズを装備し、無限から1m(3.5ft)まで距離計連動。
最初のモデル110は、カラート連動距離計が軍艦部右手側に無造作に付いていて、折り畳みビューファインダーと前板のワイヤーフレームファインダーを併用する。レンズは1-400,Bのラパックスに入ったウオレンサックラプター127/4.5。
次のモデル110Aは、光学ビューファインダーと距離計がプラスチックの軍艦部に内蔵整形されすっきりした外観となった。レンズはプロンターSVS(1-300,B+セルフ)に入ったローデンシュトック イザレックスか、ヤシカーヤシノン、エナ エニット127/4.7。
その改良型110Bは、ファインダーと距離計が一眼式になり使い勝手が向上したのと、レンズキャップ代わりにf90のピンホールがヒンジで開閉する。深度を得たい場合に使う。レンズ、シャッターは110Aと同じ。
最後のタイプ120は米国以外の市場向けで、ポラロイドランド製から、ヤシカ製となり、セイコーシャSLV(1-500、B、セルフ)、またはコパル#0入りヤシカーヤシノン127/4.7


ベッド上の無限位置を設定するストッパーは新設され4x5のフランジに合わせて少し後退している。
三脚にセットするとフィルムホルダーを下から差し込むことになり、普通の4x5カメラとはネガ上下が逆になる。
この改造で4x5ピントグラスが使用可能になり、バルブ固定(110ラパックスはタイムもある)で焦点合わせと構図決定が確実にできる。
一般的なスプリングバックとグラウンドグラスとは違い、3Dプリンタ製の枠にすりガラス状のアクリル板が取り付けられ軽量化されている。枠にスペーサーを入れると焦点位置を調整できるが、試行錯誤した結果最初の位置が最も正確だった。なぜ試行錯誤したかというとシートフィルム ホルダーをカチッとはまるところまで強く押さえつけないと無限が狂うと最初はわからなかったため。
グラフロックではなくホルダーを保持するスリットが狭いため、ロールホルダーを使うことはできない。(612ホルダが入らないのは残念)





