ステレオカメラ

スプートニク

1955年 ソ連GOMZ(1960年代からLOMO)
二眼レフタイプ6x6cmフォーマット3眼ステレオカメラ
フォーカシング・絞り調整・シャッター変速、レリーズは左右連動している。
レンズ:Lomo T-22 75mmf4.5(3群3枚)x2,∞〜1.3m、最小絞りf22
シャッター」3枚羽根レンズシャッター,1/125〜15, B,セルフタイマー。
ファインダー:ビューレンズ75mmf2.8、中心のみマットを有するブリリアントファインダー、フードを倒すと直視フレームファインダーになる。
プラスチック製,120フィルム使用。
巻き上げ:左手側ノブ,赤窓式。
重量800g

同メーカーの普及型プラスチック製二眼レフ、ルビテルの基本構造を利用して3眼ステレオ化したカメラ。
ローライドスコープのようなロールフィルム使用6x6ステレオを簡略化、低価格化し、気軽に持ち出せるステレオカメラになっている。
ストラップアイレットがないので、保持には注意が必要。
レンズの性能は、ルビテルではシャープと評価されている。このカメラでは、確かに画像先鋭度は高いが、拡大すると、高周波は解像していないように見える。私見だが6つ切り程度を目視するなら許容範囲だが、それ以上の細部だと、他機種の4-5枚玉には見劣りしてしまう。

れんずまにあ 2021/03/18(Thu) 21:40 No.1809
Re: スプートニク
既知のことと思うが、内面反射対策は皆無と言ってよい、暗箱部分はシボがある外装にも劣る、光沢がある平面で、プラスチックキャストそのままであり、ストックのまま撮影するとグレアに襲われることになる。
海外サイトでは暗箱内にバッフルを増設した例もある。

画像:オリジナルの暗箱内部反射

れんずまにあ 2021/03/18(Thu) 21:42 No.1810
Re: スプートニク
ファインダーはルビテル譲りのブリリアントと考えた方がよい。
コンデンサーレンズが非常に明るい。
中心1cmくらいは一応マット面で、ファインダーフードに小さなルーペがあるが、焦点合わせは大変難しい。
目測で撮影する方が確実だと思う。

れんずまにあ 2021/03/18(Thu) 21:48 No.1811
Re: スプートニク
バッフル増設は有効と考えられるが、光路を遮らないよう慎重に製作する必要がある。一方近年反射率をかなり抑えることができる塗料が出現したため、塗装で対処できるなら大変簡便に対策できることになる。試しに「真・黒色無双」を左側に筆塗りし、オリジナルの右側と写比べてみた。順光では大きな差がないコマもあったが、半逆光ではこのように、オリジナル側で明らかなグレアが現れ、塗装側はかなりクリアな像が得られた。

れんずまにあ 2021/03/18(Thu) 21:49 No.1812
Re: スプートニック
おっ!

 ルビテルの経験でフィルムボックス以外にもレンズ鏡室内も
派手に反射するので、決して初心者
向きではないなぁと思っていましたが、スプートニクも同じでしたか。

 ステレオカメラって、構造が比較的簡易的なものが多いのは、ビュアーの関係であまり大きく
プリントしない事が前提なのかなと思っています。
efunon 2021/03/21(Sun) 17:57 No.1820
Re: ステレオカメラ
efunonさんコメントありがとうございます。
新品で買ったわけでもないのに、内面反射無対策で来るということは、前のオーナーはどうしていたのか心配になってしまいます。

> ステレオカメラって、構造が比較的簡易的なものが多いのは、ビュアーの関係で
> あまり大きくプリントしない事が前提なのかなと思っています。

6x13プレートカメラのフォーマットを引き継いでいて、密着ビュワー鑑賞が普通だったのでしょうね。
66ステレオカメラは、戦後モデルはこのスプートニク くらいで、セルフコッキングや自動送りモデルは存在しないのではないかと思います。よく知りませんが。
ただしレンズは当時最高級のを奢ったモデルがありまして、とても密着用カメラとは思えない高解像力に驚かされます。
ちぐはぐな印象は拭えませんね(^^
れんずまにあ 2021/03/21(Sun) 21:13 No.1821
リュミエール ステレルックスII
Lumiere Sterelux II
リュミエール ステレルックス
1939年フランス リュミエール
クラップ型フォールディング・ロールフィルム使用 2眼ステレオカメラ、フォーマット6x6
レンズ:Spector 80mmf4.5 最小絞りf22,最短撮影距離2m
シャッター:1/100-1秒、B、T、レリーズレバーはカメラ前面右手側。
 フォーカシング、絞り、シャッター調整、レリーズは左右同期している。
ファインダー‥ガリレオ型透視ファインダー、距離目測
巻き上げ:底部キー、赤窓
本来116フィルム(6.5x11cmカメラ:スーパーイコンタDなどに使われる)だが、これはフィルム室が120用に改造されている。

常時スプリングで閉まる方向にテンションがかかっている前蓋でカバーされた、ストラット引き出し型の折り畳みカメラ。
極めて高性能のレンズ。片側レンズで大伸ばししても十分に通用する。1枚撮りカメラとしても使えるように、片側を塞ぐためにレンズキャップが1枚付属している。(勿論2回露光でステレオベースを自由に設定できる)

一時期ローライドスコープを使い込んで、6x6cmステレオの素晴らしいプリントを得たが、私なりに問題点が見えてきて、6x6cmステレオの現在の終着点がこのステレルックスです。
ローライドスコープは極めて高解像のテッサー7.5cmf4.5、確かなフレーミングが可能なレフレックスファインダー、従来のプレートカメラにロールホルダーを装着するモデルより遥かにコンパクトなロールフィルム専用ボディが特徴です。そして撮影結果は最高。

しかしフィルム装填・交換は時間がかかり、ボディはごろごろして持ち運びに難があります。さらにビューレンズの収差が大きく、ファインダーは暗く、正確な焦点を合わせることは難しい。これなら目測でいいんじゃないか,というかもうほとんど目測で撮影していました。

ステレルックスは畳むと圧倒的に携帯性が良く、レンズの性能はテッサーに勝るとも劣りません。シャッター最高速は1/100と、ローライドスコープの1/300より随分遅いですが、ステレオ写真は絞り込むことが多いため欠点にはなりません。焦点距離が8cm対7.5cmで、画角が少し狭めなのはちょっぴり気になります。ローライドスコープが決定的に有利なのは、ライズができるところで、これはステレルックスには真似できません。

れんずまにあ 2021/03/21(Sun) 21:17 No.1822
Re: ステレルックス2
距離目測カメラですが、ステレオ写真の基本としてパンフォーカスを心がけますから、被写界深度を考えながら撮影します。
フランス製テッサー型Spector 80mmf4.5は素晴らしい性能。

T-Max400, f4.5, 1/25

れんずまにあ 2021/03/21(Sun) 21:27 No.1823
ローライドスコープ
Rolleidoscop
ローライドスコープ 120フィルム用

ロールフィルム使用の3眼ステレオカメラ。中央にビューレンズ、レフレックスファインダー。
Franke & Heidecke 1926-40(39?)年製造
フィルム:120,6x13cm;6x6.5cm5ペア
レンズ:Carl Zeiss Jena Tesssar 7.5cm f4.5、ビューレンズ:Zeiss Anastigmatic 7.5cmf4.2トリプレット、
最短撮影距離:1m
シャッター:Stereo Compaund 1/300-1、B、T
絞り:f4.5〜f25 大陸絞り
巻き上げ:ノブ、赤窓。赤窓カバーを跳ね上げると指標に合わせるべきフィルムナンバーが指示されている。
シャッターチャージと巻き上げは非連動。

前機種、プレートカメラであるハイドスコープを120フィルム専用にしたモデル。さらに3眼からステレオの片方を削って垂直に立てると、ローライ フレックスに発展した。

兄弟機に、127フィルム、4.5x10.7cm 5ペア、テッサー5.5cmf4.5つきの小型モデルがある。ビューレンズは5.5cmf3.2と明るい。数少なく貴重だがフィルム選択肢が狭く実用メリットが少ない。

れんずまにあ 2021/03/25(Thu) 20:53 No.1828
Re: ローライドスコープ
利点:作りがよく100年経った今でも確実に撮影できる。
レンズ性能はすばらしく、密着焼きビュワー鑑賞だけではなく、ペアの片方を大伸ばしして作品にできるレベル。
暗箱の仕上げは内部に植毛され最上級。
ステレオカメラはパンフォーカスが基本なのでレンズが暗くシャッターが遅くても問題ないが、開放でも相当な高性能。

欠点:ファインダーが見にくい。テイキングレンズよりわずかに明るいが、レンズ収差が大きく、山が立たない上にミラーが経年変化で劣化して、さらに普通のすりガラススクリーンなので精密な焦点合わせは難儀。ほぼ位置決めにしかならないと思う。焦点は被写界深度を考えて目測する方が早い。
6x13cmなので120で5ペアしか撮れない。
フィルム交換は頻繁になるが、結構入れにくい。
ハイドスコープを、ロールホルダー2個用意して交換していくほうが速写性が高いのではないか。(後にロールホルダーを複数揃えるのは至難とわかるのだが)

れんずまにあ 2021/03/25(Thu) 20:55 No.1829
Re: ローライドスコープ
アンコールワット
f16-1/100,フジクロームアスティア

れんずまにあ 2021/03/25(Thu) 22:22 No.1831
Re: ローライドスコープ
ローライドスコープは前板が5mmほどライズできます。
ちょっと固いですが摺動で上に平行移動。ビューレンズも一緒に動くため、ファインダーで視野を正確に決定できます。
仰ぎ見るフレーミングではパースが不自然になりがちなので、このライズ機構は移動量はわずかですが、意外に役に立ちます。

れんずまにあ 2021/03/25(Thu) 23:31 No.1832
ステレフレクトスコープ
フォクトレンダー製 3眼ステレオカメラ

フォクトレンダー ステレフレクトスコープ6x13。1914-37。これは後期モデル。
ローライTLRの前身。ローライドスコープの原型である乾板機のハイドスコープは、このステレフレクトスコープのコピー。というか一部改良した簡略化モデルでした。
ハイドスコープやローライドスコープも仕上げがよいカメラですが、このフォクトレンダー製カメラは異次元の高品質。驚くほどの仕上げです。
ただし。私宅にはロールフィルムホルダーがないので。今のところ撮影ができていません。
乾板ホルダーも1枚しかありません。

6x13cm用のロールホルダーが流用できるのでは?と思いました。というかハイドスコープ用のホルダーを持っていたので、安易な考えでステレフレクトスコープを入手したのです。
ところが、縁が深いモデルにもかかわらず、差込サイズが違うのです。互換性がない。
もっと言うなら、フランスの6x13ホルダー2機種も、メーカーが違うと互換性がなく、もちろんドイツ製2機種とも合わない。

アトム判や大名刺判など、当時のプレートカメラたちの規格は、メーカーごとに異なっていて、ひどい物だと同じメーカーでも機種によって違うことすらあるのです。

以前に知人からロールホルダーつきステレフレクトスコープを借りて試写したことがあり、存在はしていると思うのだけど、全く入手できない。気長に探しますが、ホルダーを自作する方が早いのではないかと。

れんずまにあ 2021/10/31(Sun) 13:51 No.1914
Re: ステレフレクトスコープ
この機種の特徴は仕上げだけではなく、ファインダーレンズも撮影レンズと同じヘリア7.5cmf4.5を使っていることです。(初期型は8cmだった)
ローライはハイドスコープから、ファインダーレンズを撮影レンズより明るいものにして、浅い被写界深度から焦点精度を上げ、視認性を高めていますが、トリプレットのファインダーレンズは収差が多く、却って焦点合わせが難しい。
ヘリアは極めてシャープなので、多少暗いけど、焦点合わせが信頼できます。

れんずまにあ 2021/10/31(Sun) 13:57 No.1915
Holga 120PC-3D
ホルガのピンホールステレオカメラ。
120フィルム、赤窓で奇数番号を出す。
6x6cmを2枚で120フィルムで6ペア撮影。

オールプラスチックで非常に軽量。
f=135の暗さで、ISO400で晴天20秒程度の露光を行うため三脚必須。
軽量なので細い三脚で十分支持可能のため、中判ながらたいへん機動性が高い。

専用レリーズが付属しているが、ネジサイズが特殊なので一般用レリーズは固定できない。
レリーズ欠品の場合、撮影はきわめて困難なので、購入時には注意を要する。
(もしかして現行の6x12パノラマカメラ用として補修部品で取り寄せることは可能か?)

れんずまにあ 2023/01/27(Fri) 21:58 No.2140
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