コンゴーという名のレンズ
PROUD CHROME SIX
隅田光機製作所 1951年頃
レンズはK・YAMASAKI BIO-CONGO75mmF3.5
シャッターはSYNCHRONT(自社製?)B・1〜1/200 セルフタイマー有
6x6・6x4.5切替マスク内蔵 裏窓式
2,000円とは言え、普段はスルーしている当たり前の50年代の国産フォールディングカメラだと思ったのですが、レンズ銘板を見るとCONGOの文字が。スマホで検索すると、戦前から21世紀まで大判用レンズを製作していた山崎光学研究所製のレンズと分かりました(2013年廃業)。
俄然興味が湧き、持ち帰ってカビと錆びにまみれた機体をレストア中です。
外装とレンズ、シャッターは何とかなりそうですが、問題は蛇腹。これは時間が掛かりそう。
ほぼ大判用レンズ専業だった山崎光学が何故50年代の一時期にだけ中判カメラのレンズを製造していたのかは分かりませんが、何とか写る様に直したいものです。
山崎光学から分かれた山崎光学写真レンズ研究所は現在も小規模ながらライカレンズの修理と研磨・再コーティングでかなり有名です。一族で100年間にわたって写真レンズに関わっているのも日本の企業として興味深いです。
Re: コンゴーという名のレンズ
れんずまにあ
2025/08/21(Thu) 22:13 No.2978
山ア光学のコンゴーレンズは、私世代だと質実剛健で廉価な大判レンズという印象ですが、検索すると1950年代の各社スプリングカメラにも3枚玉のH-Congo7.5cmf3.5を供給していたのですね。
掘り下げると色々と面白い状況が見えてくるかもしれません。
2次資料以下の噂話ですが「山ア光学はこのレンズの販売代金の債権を回収できなかった。」
http://blog.livedoor.jp/toshioimawaka/archives/5097299.html
拙宅には廃業後駆け込みで在庫をお譲りいただいたテレ構成300mmf8と400mmf8、製版または写真館用のバレルレンズ、伸ばし用レンズ、借用中の中判木製暗箱に付属した105mmf4.5があります。
いずれも大変高画質で、廉価版と侮って食わず嫌いだったのを反省しています。
東南アジアの写真館でトップシェアは伊達ではないですね。
掘り下げると色々と面白い状況が見えてくるかもしれません。
2次資料以下の噂話ですが「山ア光学はこのレンズの販売代金の債権を回収できなかった。」
http://blog.livedoor.jp/toshioimawaka/archives/5097299.html
拙宅には廃業後駆け込みで在庫をお譲りいただいたテレ構成300mmf8と400mmf8、製版または写真館用のバレルレンズ、伸ばし用レンズ、借用中の中判木製暗箱に付属した105mmf4.5があります。
いずれも大変高画質で、廉価版と侮って食わず嫌いだったのを反省しています。
東南アジアの写真館でトップシェアは伊達ではないですね。


Re: コンゴーという名のレンズ
れんずまにあ様、リンク先の記事を拝見しました。
カメラメーカーが生まれては消えたという時代に振り回されたのでしょうね。
私はこれが唯一のコンゴーレンズ。本体をもう少し調整して撮影しようと思います。
ついでに私が見つけた山崎光学研究所の記事はちょっと古いですが
https://chiiden.net/?p=3751
山崎光学写真レンズ研究所については
https://camerafan.jp/cc.php?i=152
を読んで興味を持ちました。どちらも職人技の世界、なんと素晴らしいものでしょうか!
カメラメーカーが生まれては消えたという時代に振り回されたのでしょうね。
私はこれが唯一のコンゴーレンズ。本体をもう少し調整して撮影しようと思います。
ついでに私が見つけた山崎光学研究所の記事はちょっと古いですが
https://chiiden.net/?p=3751
山崎光学写真レンズ研究所については
https://camerafan.jp/cc.php?i=152
を読んで興味を持ちました。どちらも職人技の世界、なんと素晴らしいものでしょうか!