ポラロイド600SE
Polaroid 600SE
製造:マミヤ光学
製造年:1970-90(?) 参考:マミヤユニバーサルプレス(1969)
形式:ポラロイドType 100判(3.25x4.25in:72x93mm) 距離計連動,ブローニーフィルムバックアダプタ(マミヤプレス用)あり。
標準レンズ:Mamiya 127mm f4.7 (Sekorの名称はつかない)
交換レンズ:Mamiya 75mm f5.6, Mamiya 150mm f5.6
シャッター:Seiko #0 1/500-1,B
サイズ重量:(127mm,ポラロイドホルダーつき)2.2kg,ボディ1.3kg,ポラホルダー400g,127mm500g,75mm600g
ポラロイド社のインスタント写真撮影機材の中で最高峰といわれる距離計連動レンズ交換式カメラ。
1960年にマミヤプレスが発売され、発展し1969年にポラロイドタイプ100フルフォーマットが使えるユニバーサルプレスが発売された。
ほぼ同時に、それを基本にしてポラロイド社から専用カメラとして登場したのがポラロイド600SEである。
SEは上記三本のレンズを交換できるが、海外では127mmレンズが固定されたポラロイド600も販売された。
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:19 No.2453
Re: ポラホルダー
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:22 No.2454
Re: ブローニー用ロールホルダー
特殊向けだがマミヤプレスのロールホルダーを接続できる、Mアダプターと同じ形状でラグのみポラロイド用になったアダプターを使えば120/220フィルムを使用できる。(左ポラ,右プレス
ただし、視野はマミヤプレス用のピントグラスフードで後方から確認する必要がある。
ただし、視野はマミヤプレス用のピントグラスフードで後方から確認する必要がある。
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:23 No.2455
Re: ポラロイド用ピントグラス
ポラロイド600SE用バックスペーサーで近接できる。その際焦点は、ポラロイド判用のピントグラスフード(右)を使用する。
ここでロールホルダー用ピントグラス(左)とは違って,ポラホルダーと交換するためフード側ではなくバック側にピントグラスが固定されている。
ここでロールホルダー用ピントグラス(左)とは違って,ポラホルダーと交換するためフード側ではなくバック側にピントグラスが固定されている。
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:25 No.2456
Re: レンズマウント
接写用のバックスペーサーは基本マミヤユニバーサルプレス用と同じものでラグ部分のみポラロイド用に変更されている。
ユニバーサルプレスとの違いを説明するとわかりやすい。
マウントはマミヤプレスマウントより大径で、ポラロイド判を余裕でカバーする。ユニバーサルプレスのような基部リング締め付けスピゴットではなく一般的バヨネットで回転して取り付ける。
海外には近接専用ながら4x5が使えるアダプタもあるらしい。
ユニバーサルプレスとの違いを説明するとわかりやすい。
マウントはマミヤプレスマウントより大径で、ポラロイド判を余裕でカバーする。ユニバーサルプレスのような基部リング締め付けスピゴットではなく一般的バヨネットで回転して取り付ける。
海外には近接専用ながら4x5が使えるアダプタもあるらしい。
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:27 No.2457
Re: フランジバック
グリップはイモネジで固定され外すことは想定されていない。
ユニバーサルプレスがちょうど手元になく、スーパー23(クローム,右側)と並べてわかるようにボディの厚みがポラロイド600SE(左側)のほうが1cmほど大きい。つまりレンズのフランジバックがプレスより長い。
ユニバーサルプレスがちょうど手元になく、スーパー23(クローム,右側)と並べてわかるようにボディの厚みがポラロイド600SE(左側)のほうが1cmほど大きい。つまりレンズのフランジバックがプレスより長い。
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:29 No.2458
Re: 交換レンズ
レンズは同スペックのマミヤプレス用と同じ構成である。
その中でポラロイド対応イメージサークルをもち、ユニバーサルプレス発売時に追加されたPマークの127mm、75mmと、元からイメージサークルをカバーする150mmの三本がマウントを600SE用に変更して供給された。
フランジバックが長いため、75mmはレンズ後玉がボディ側に入り込み、後レンズキャップがプレスと共用できない。127と150は共用可能。
マウントとボディ内部が広く、距離計アームと干渉しないため、広角75mm後玉の切り欠きがなくなった。
画像:左ポラロイド600SE用,右マミヤプレス用
その中でポラロイド対応イメージサークルをもち、ユニバーサルプレス発売時に追加されたPマークの127mm、75mmと、元からイメージサークルをカバーする150mmの三本がマウントを600SE用に変更して供給された。
フランジバックが長いため、75mmはレンズ後玉がボディ側に入り込み、後レンズキャップがプレスと共用できない。127と150は共用可能。
マウントとボディ内部が広く、距離計アームと干渉しないため、広角75mm後玉の切り欠きがなくなった。
画像:左ポラロイド600SE用,右マミヤプレス用
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:31 No.2459
Re: 交換レンズ
127と150はテッサータイプで、f64まで絞り込むことができる。一般フィルムよりもインスタントフィルムは解像力が低く、回折現象で像が劣化してもなおレンズ側解像力が上回るため被写界深度を稼ぐ目的で小絞りにすることが可能。
これらはスピードグラフィックに装備されたレンズと同スペックで、おそらく絞れば4x5をカバーできると考えられる。
75mmはスーパーアンギュロン型の贅沢な構成で、同スペックの大判レンズを考えても余裕で4x5をカバーできるはずで、実際トヨフィールド45にあてがうと、127と75は開放から4x5をギリギリカバーしていた。150は非常に珍しいので所持していない。
75mm正面の銘板は、ポラロイド用はセコール表記がない。
これらはスピードグラフィックに装備されたレンズと同スペックで、おそらく絞れば4x5をカバーできると考えられる。
75mmはスーパーアンギュロン型の贅沢な構成で、同スペックの大判レンズを考えても余裕で4x5をカバーできるはずで、実際トヨフィールド45にあてがうと、127と75は開放から4x5をギリギリカバーしていた。150は非常に珍しいので所持していない。
75mm正面の銘板は、ポラロイド用はセコール表記がない。
れんずまにあ 2023/12/28(Thu) 21:34 No.2460